Team Foundation Serverの構成
Visual Studio 2005 Team Foundation Server スタートアップガイド
近藤 和彦
マイクロソフト株式会社
最終更新日 2006 年 4 月 12 日
適用対象:
Microsoft Visual Studio 2005 Team Foundation Server
Visual Studio 2005 Team Edition for Software Architects、Team Edition for Software Developers、Team Edition for Software Testers、Team Suite
※本ホワイトペーパーは翔泳社が発行する 『Windows Developer マガジン
』 2006 年 1 月号における特別付録「Team Foundation Server スタートアップガイド :ソフトウェア構築の未来へ」の内容を翔泳社のご好意により掲載させていただいているものです。
はじめに
ここまではTFSの機能にフォーカスして解説してきました。最後にこのTFSを導入する際に考慮しなければならないシステム構成に関して「TFSのアーキテクチャ」「TFS の配置」「ユーザー認証」の3点から解説します。
■TFSのアーキテクチャ
Team Foundation Serverは「クライアント層」「アプリケーション層」「データ層」の3つの層から構成されます。特にTFSのサーバーとしての機能は、データ層とアプリケーション層の2 層が相当します(図23)。
図 23 : TFS のアーキテクチャ
データ層はTFSで使用する各種データがSQL Server 2005上に管理されて います。この層では同様にReporting ServicesのデータウェアハウスやWSSのデータも合わせて管理されています。アプリケーション層は、主にWebサービスとWindowsサービスから構成され、TFSの主機能を提供します。クライアント層は、TFSの機能を使う側、つまり各チームメンバーのコンピュータとなります。この層はVS2005、Excel、Project、IE、およびVSTS対応のパートナー製クライアント製品が考えられます。
■TFSの配置
各層を実際にどのコンピュータにどのように配置するかについては、利用シナリオによって異なります。「クライアント層」「アプリケーション層」「データ層」をひとつのコンピュータに配置することも可能です。チーム開発環境としては意味を成さないのですが、TFSを評価したりデモを行う場合にはこのような構成をとることも考えられます。
実運用で利用する場合には少なくともクライアント側とサーバー側をわけて配置することになりますが、サーバー側のアプリケーション層とデータ層は同一のコンピュータに配置することも異なるコンピュータに配置することも可能です。これはサポートするユーザーの数によって異なります。現在は、100ユーザーを超える場合には、アプリケーション層とデータ層をわけることを推奨しています。さらにTeam Foundation Proxyを置くことによって、変更管理下にあるファイルがキャッシュされ、レスポンスタイムの向上が期待できます。
■ユーザー認証
ユーザー認証に関して、現状の予定では、
- Windows Server 2003モード
- Windows 2000ネイティブモード
- Workgroupモード
がサポートされる予定です。
Active Directoryに関しては、混在モードはサポートされない予定なので注意してください。またWorkgroupモードに関してはアプリケーション層とデータ層を異なるコンピュータに配置することができないなどのいくつかの制限があります。
Team Foundation Server スタートアップガイド 目次
Chapter 1. Visual Studio 2005 Team Foundation Server 概要
Chapter 2. チーム開発の実現
Chapter 3. 作業項目管理
Chapter 4. プロジェクト管理
Chapter 5. レポーティング
Chapter 6. プロジェクトサイト
Chapter 7. 変更管理
Chapter 8. 自動ビルド
Chapter 9. Team Foundation Serverの構成
Chapter 10. まとめ ~ 進化的ソフトウェア開発基盤
『Windows Developer マガジン』について
Window Developer マガジン は、Windows で開発を行なうデベロッパーのための総合技術情報誌です。「Windows が稼動している限り必要とされる、開発にかかわる技術情報を提供してゆく」 を基本方針に、開発者が必要とする最新情報、技術情報を提供しています。
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