データベースプロジェクトおよびサーバープロジェクト内のプロパティファイル

[アーティクル]
08/09/2011

データベースプロジェクトおよびサーバープロジェクト内のプロパティファイルに含まれる値を変更して、プロジェクトの配置先のデータベースまたはサーバーの特性を制御できます。これらのファイルは、ソリューションエクスプローラーで、データベースプロジェクトまたはサーバープロジェクトの [Properties] フォルダーに表示されます。ここでは、これらのファイルとその内容について説明します。

データベースプロジェクトのプロパティファイル

データベースプロジェクトで発生する可能性があるファイルとその内容について、次の表で説明します。

ファイル名	説明
Database.sqlcmdvars	SQLCMD 変数の名前と値が含まれます。これらはプロジェクトを配置するときに使用されます。 1 つ以上の .sqlcmdvars ファイルを定義し、各ソリューション構成に 1 つの .sqlcmdvars ファイルを関連付けることもできます。詳細については、「方法 : データベースプロジェクトの変数を定義する」を参照してください。
Database.sqldeployment	データベース名、対象の接続文字列などの、配置固有の設定が含まれます。 1 つ以上の .sqldeployment ファイルを定義し、各ソリューション構成に 1 つの .sqldeployment ファイルを関連付けることもできます。これらのプロパティを構成する方法については、「方法: データベースおよびサーバープロジェクトの配置設定を構成する」および「方法: 配置の詳細のプロパティを構成する」を参照してください。
Database.sqlsettings	バックアップポリシー、照合順序などの、データベース固有の構成設定が含まれます。すべてのソリューション構成が同じ .sqlsettings ファイルを共有します。詳細については、「方法: データベースプロジェクトのデータベースプロパティを構成する」を参照してください。
Database.sqlpermissions	データベース内のオブジェクトに対する権限を付与する GRANT ステートメントおよび DENY ステートメントが含まれます。すべてのソリューション構成が同じ .sqlpermissions ファイルを共有します。

サーバープロジェクトのプロパティファイル

サーバープロジェクトで発生する可能性があるファイルとその内容について、次の表で説明します。

ファイル名	説明
Master.sqlcmdvars	SQLCMD 変数の名前と値が含まれます。これらはプロジェクトを配置するときに使用されます。 1 つ以上の .sqlcmdvars ファイルを定義し、各ソリューション構成に 1 つの .sqlcmdvars ファイルを関連付けることもできます。詳細については、「方法 : データベースプロジェクトの変数を定義する」を参照してください。
Master.sqldeployment	対象サーバーなどの、配置固有の設定が含まれます。 1 つ以上の .sqldeployment ファイルを定義し、各ソリューション構成に 1 つの .sqldeployment ファイルを関連付けることもできます。これらのプロパティを構成する方法については、「方法: データベースおよびサーバープロジェクトの配置設定を構成する」および「方法: 配置の詳細のプロパティを構成する」を参照してください。
Master.sqlsettings	マスターデータベースに配置できる構成設定 (SET ANSI_NULLS、SET ANSI_PADDING、SET ANSI_WARNING、SET ARITHABORT、SET CONCAT_NULL_YIELDS_NULL、SET NUMERIC_ROUNDABORT、SET QUOTED_IDENTFIER、Trustworthy) が含まれます。すべてのソリューション構成が同じ Master.sqlsettings ファイルを共有します。詳細については、「方法: データベースプロジェクトのデータベースプロパティを構成する」を参照してください。
Server.sqlsettings	[サーバー照合順序]、[CLR が有効] などの、プロジェクトを配置するときに検証できるサーバー設定が含まれます。すべてのソリューション構成が同じ Server.sqlsettings ファイルを共有します。詳細については、「方法: サーバープロジェクトのサーバープロパティを設定する」を参照してください。
Master.sqlpermissions	"マスター" データベース内のオブジェクトに対する権限を付与する GRANT ステートメントおよび DENY ステートメントが含まれます。すべてのソリューション構成が同じ .sqlpermissions ファイルを共有します。