[ビルド/実行] ([オプション] ダイアログ ボックス - )

プロジェクトまたはそのソリューションのビルド時に、変更されたファイルを自動的に保存するかどうかを指定します。また、一度にビルドできる Visual C++ プロジェクトの最大数や、実行時における特定の既定の動作を指定します。 このダイアログ ボックスを表示するには、[ツール] メニューの [オプション] をクリックし、[プロジェクトおよびソリューション] をクリックして、[ビルド/実行] をクリックします。

  • [ビルド開始前に行う保存の操作]

    • [すべての変更を保存]
      F5 キーを押すか、[デバッグ] メニューの [開始] または [ビルド] メニューの [ビルド] をクリックすると、前回のビルド以降に変更されているソリューション ファイルとすべてのプロジェクト ファイルの変更内容が自動的に保存されます。 確認メッセージは表示されません。 アイテムは現在の名前で保存されます。 既定では、このオプションが有効になっています。

    • [開いたドキュメントのみに変更を保存]
      F5 キーを押すか、[デバッグ] メニューの [開始] または [ビルド] メニューの [ビルド] をクリックすると、開いているすべてのドキュメントの変更内容が自動的に保存されます。 確認メッセージは表示されません。

    • [すべての変更の保存時に確認する]
      F5 キーを押すか、[デバッグ] メニューの [開始] または [ビルド] メニューの [ビルド] をクリックすると、ソリューションおよびプロジェクト項目の変更内容を保存するかどうかを確認するダイアログ ボックスが表示されます。 [名前を付けて保存] ダイアログ ボックスが表示され、プロジェクトの名前と保存場所を割り当てることができます。 オフにした場合、プロジェクトは変更内容を含むメモリ イメージを使用して実行されますが、変更内容は保存されません。

    • [変更を保存しない]
      プロジェクトを実行すると、統合開発環境 (IDE: Integrated Development Environment) で開いているドキュメントのコード バージョンが実行され、変更内容は保存されません。

  • [並行にビルドするプロジェクトの最大数]
    一度にビルドできる Visual C++ プロジェクトの最大数を指定します。 ビルド処理を最適化するために、プロジェクトの平行ビルドの最大数は、お使いのコンピューターの CPU の数に自動的に設定されます。 最大値は 32 です。 詳細については、「マルチプロセッサ ビルド」を参照してください。

  • [実行時に、スタートアップ プロジェクトおよび依存関係のみをビルドする]
    このオプションをオンにした場合、F5 キーを押すか、[デバッグ] メニューの [開始] または [ビルド] メニューの [ビルド] をクリックしたときに、スタートアップ プロジェクトとその依存関係だけがビルドされるようになります。 このオプションをオフにした場合は、F5 キーを押すとすべてのプロジェクト、依存関係、およびソリューション ファイルがビルドされます。 既定では、このチェック ボックスはオフになっています。

  • [実行時に、プロジェクトが古い形式のとき]
    F5 キーを押すか、[デバッグ] メニューの [開始] をクリックしたときに、プロジェクト構成が最新でない場合は、メッセージを表示します。 プロジェクト構成が古くなるたびに、プロジェクトをビルドするかどうか、およびメッセージを表示するかどうかを選択できます。 このオプションを使用して、メッセージを表示するかどうか、および表示しない場合のビルド動作を指定できます。

    注意

    このオプションは、Visual C++ プロジェクトにのみ適用されます。

    • [常にビルドする]
      メッセージ ボックスは表示されず、古いプロジェクト構成がビルドされます。 メッセージで [今後このダイアログを表示しない] をクリックし、[はい] をクリックすると、このオプションが設定されます。

    • [ビルドしない]
      メッセージ ボックスは表示されず、古いプロジェクト構成はビルドされません。 メッセージで [今後このダイアログを表示しない] をクリックし、[いいえ] をクリックすると、このオプションが設定されます。

    • [ビルド時に確認する]
      プロジェクト構成が古くなるたびにメッセージ ボックスを表示します。

  • [実行時に、ビルドまたは配置のエラーが発生したとき]
    [ビルド] メニューの [ビルド] をクリックしたときにビルド エラーが発生すると、メッセージが表示されます。 アプリケーションを起動して続行するかどうか、およびビルド エラーが発生するたびにメッセージを表示するかどうかを選択できます。 このオプションを使用して、メッセージを表示するかどうか、および表示しない場合の動作を指定できます。

    注意

    このオプションは、Visual C++ プロジェクトにのみ適用されます。

    • [起動時に確認する]
      ビルド エラーが発生するたびにメッセージ ボックスを表示します。

    • [起動しない]
      メッセージ ボックスは表示されず、アプリケーションは起動しません。 メッセージ ボックスで [今後このダイアログを表示しない] をクリックし、[いいえ] をクリックすると、このオプションが設定されます。

    • [古いバージョンを起動する]
      メッセージ ボックスは表示されず、新しくビルドされたバージョンのアプリケーションは起動しません。 メッセージ ボックスで [今後このダイアログを表示しない] をクリックし、[はい] をクリックすると、このオプションが設定されます。

  • [新しいソリューションに現在選択されているプロジェクトをスタートアップ プロジェクトとして使用する]
    このオプションを選択すると、新しいソリューションでは、現在選択しているプロジェクトがスタートアップ プロジェクトとして使用されます。

  • [MSBuild プロジェクト ビルドの出力の詳細]
    ビルド出力の詳細出力レベルを設定します。 詳細については、「MSBuild コマンド ライン リファレンス」の /verbosity スイッチの説明を参照してください。

  • [MSBuild プロジェクト ビルド ログ ファイルの詳細]
    ビルド ログ ファイルの詳細出力レベルを設定します。 詳細については、「MSBuild コマンド ライン リファレンス」の /verbosity スイッチの説明を参照してください。

参照

その他の技術情報

[プロジェクトおよびソリューション] ([オプション] ダイアログ ボックス)

Visual Studio でのビルド