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ドリルスルー レポートの追加

ドリルスルー レポートを使用すると、ユーザーはリンクをクリックして、メイン レポートを表示し、詳細またはその他の関連データにドリルスルーすることができます。ドリルスルー レポートは、メイン レポートのリンクをクリックすると開くレポートです。たとえば、販売注文の要約レポートに、販売員のすべての販売注文が一覧表示される場合に、各販売注文番号をその注文の詳細を表示するレポートにリンクすることができます。

関連データが変化しないか、緩やかに変化する場合に、ドリルスルー レポートを使用できます。詳細レポートのデータは、レポートを開くリンクをクリックするまで、取得されません。メイン レポートと詳細レポートのデータを同時に取得する必要がある場合は、ドリルダウン レポートまたはサブレポートの使用を検討してください。詳細については、「レポートの種類」および「条件に応じたレポート アイテムの非表示」を参照してください。

ドリルスルー レポートには通常、表示するレポート データを指定するレポート パラメーターがあります。たとえば、メイン レポートの販売注文番号をクリックすると、ドリルスルー レポートが開き、販売注文番号がパラメーターとして受け取られ、その販売注文のすべてのデータが表示されます。メイン レポートにリンクを作成する場合は、ドリルスルー レポートにパラメーターとして渡す値を指定する必要があります。

メイン レポートのドリルスルー アクション リンクの作成

メイン レポートのドリルスルー アクション リンクは、レポート アクションまたは URL アクションとして作成できます。

レポート アクションの場合、ドリルスルー レポートはメイン レポートと同じレポート サーバーに存在する必要があります。URL アクションの場合、レポートは完全修飾 URL の場所に存在する必要があります。レポート サーバーが SharePoint 統合モードで構成されている場合は、URL アクションのみがサポートされます。どの場合でも、ユーザーはドリルスルー レポートを表示する権限を持つ必要があります。

詳細については、「レポートにドリルスルー アクションを追加する方法 (Reporting Services)」および「URL へのハイパーリンクを追加する方法 (Reporting Services)」を参照してください。

ドリルスルー レポートのデザイン

通常、ドリルスルー レポートは、1 つ以上のパラメーターを受け取り、メイン レポートからのリンクに基づいて、表示するデータを指定します。たとえば、メイン レポートのリンクが販売注文からのものである場合、販売注文番号はこのドリルスルー レポートに渡されます。

メイン レポートおよびドリルスルー レポートの例については、「Reporting Services のサンプル」の "Employee Sales Summary" レポートおよび "Sales Order Details" レポートを参照してください。

関連項目

タスク

レポート サーバーへのユーザー アクセスを許可する方法 (レポート マネージャー)

概念

レポートへのリンクの追加

レポート レイアウトのデザイン

レポートへのパラメータの追加

対話機能の追加 (Reporting Services)

ブラウザー サポートの計画

その他の技術情報

レポート デザイナーの F1 ヘルプ