String オブジェクト
このオブジェクトを使用すると、各種文字列操作、文字列の書式設定、文字列内の一部分の取得、文字列内での指定した文字列の検索などを行うことができます。
解説
newString = new String(["stringLiteral"])
引数
- newString
必ず指定します。String オブジェクトを代入する変数名を指定します。 - stringLiteral
省略可能です。任意の Unicode 文字のグループを指定します。
解説
String オブジェクトは、文字列リテラルを使用すると自動的に作成されます。この方法で作成された String オブジェクト (標準文字列) は、new 演算子で作成された String オブジェクトと使い方が異なります。文字列リテラルで複数のオブジェクトを作成しても、それらのすべては 1 つのグローバルな共通文字列オブジェクトを共有します。このため、いずれかの文字列リテラルにプロパティを追加した場合、他のすべての標準文字列オブジェクトでそのプロパティを使用できます。
var alpha, beta;
alpha = "これは文字列です。";
beta = "これも文字列です。";
alpha.test = 10;
上記の例では、変数 beta およびすべての文字列リテラルの test プロパティが定義されています。これに対して、次のコードは、追加したプロパティの扱いが異なる例です。
var gamma, delta;
gamma = new String("これは文字列です。");
delta = new String("これも文字列です。");
gamma.test = 10;
この場合、変数 delta の test プロパティは定義されていません。new String で作成された String オブジェクトは、それぞれ独自のメンバを持ちます。このことが、String オブジェクトと文字列リテラルの扱いの異なる点です。
プロパティ
constructor プロパティ | length プロパティ | prototype プロパティ
メソッド
anchor メソッド | big メソッド | blink メソッド | bold メソッド | charAt メソッド | charCodeAt メソッド | concat メソッド | fixed メソッド | fontcolor メソッド | fontsize メソッド | fromCharCode メソッド | indexOf メソッド | italics メソッド | lastIndexOf メソッド | link メソッド | match メソッド | replace メソッド | search メソッド | slice メソッド | small メソッド | split メソッド | strike メソッド | sub メソッド | substr メソッド | substring メソッド | sup メソッド | toLowerCase メソッド | toUpperCase メソッド | toString メソッド | valueOf メソッド