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Windows インストーラ ショートカットを使用する

Office XP リソース キット /導入/Windows NT 4.0 での導入

アドバタイズは、Office XP をユーザーに使用してもらうための手軽で効率的な手段です。Office XP をアドバタイズすると、Office の最小限のファイルとコンポーネントがコンピュータにインストールされ、各アプリケーションに対する Windows インストーラ ショートカットが [スタート] メニューに登録されます。ユーザーがアドバタイズされたアプリケーションのショートカットをクリックするか、それらのアプリケーションに関連付けられたファイルを開こうとすると、Windows インストーラによってそのアプリケーションが完全にインストールされます。

Office XP を Windows® 2000 または Windows NT 4.0 オペレーティングシステム上にインストールした場合、Office パッケージ全体をアドバタイズするには、Administrator としてログオンしてから、/jm コマンド ライン オプションを指定してセットアップ プログラムを実行します。サポートされているオペレーティング システムで 1 つのアプリケーションをアドバタイズするには、インストール時にそのアプリケーションのインストール方法を [初めて実行するときにインストール] に設定します。

アドバタイズによって、次のことが可能になります。

  • Office アプリケーションがローカルにインストールされていなくても、ユーザーは Windows の [スタート] メニューから常に Office アプリケーションにアクセスできます。
  • アプリケーション レベルの復元が可能になります。
  • Windows 2000 および Windows NT 4.0 上にシステム特権を利用して Office XP をインストールできます。

Windows インストーラショートカットを使用するための要件

Windows 98、Windows Millennium Edition(Windows Me)、および Windows 2000 は、既定で Windows インストーラ ショートカットをサポートしています。しかし、Windows NT 4.0 の場合、Windows インストーラ ショートカットを使用して Office アプリケーションのインストールをオン デマンドで実行するには、Windows Desktop Update (更新された Windows シェル) をインストールする必要があります。

Windows Desktop Update は、次のバージョンの Internet Explorer に含まれています。

  • Internet Explorer 4.01 Service Pack 1 以降および Active Desktop®
  • Internet Explorer 5.01

更新された Windows シェルがなくても、Office XP を Windows NT 4.0 上にアドバタイズすることはできます。この場合、Windows インストーラはアプリケーションの最小限のファイルとコンポーネントをインストールして、ローカルハードディスク上のファイルを指す通常のショートカットを作成します。ユーザーは [アプリケーションの追加と削除] を使用して Office XP セットアップ プログラムを管理者用インストール ポイントから実行することによって、インストール内容を修正できます。ただし、オンデマンド インストール機能はサポートされません。

ツールボックス   Office XP リソースキットには、カスタムインストールウィザードが含まれています。詳細については、「カスタム インストール ウィザード」 を参照してください。

Office XP で Windows Desktop Update をインストールする方法

Windows Desktop Update は、Office XP のインストール時にシステム ファイル アップデートの一部としてインストールされます (システム ファイル アップデートをインストールして更新された Windows シェルを取得し、Internet Explorer 5.01 は既定の Web ブラウザとしてインストールしないという選択もできます)。Windows Desktop Update を含めるには、システム ファイル アップデートをインストールするための Windows インストーラ パッケージ (MSI ファイル) をカスタマイズする必要があります。

Office XP で Windows Desktop Update をインストールするには
  1. カスタム インストール ウィザードを開始します。
  2. [MSI ファイルを開く] ページで、システム ファイル アップデートのパッケージを指定します。たとえば、次のように指定します。
  3. [セットアップ プロパティの変更] ページで、InstallDesktopUpdate プロパティを選択して [変更] をクリックします。
  4. [値] ボックスで [Windows Desktop Update をインストールしない] を選択します。
  5. 作成したトランスフォームを Office XP の Setup.ini ファイルに追加します。たとえば、次のようにします。 [SystemPackOptions] TRANSFORMS=SystemPack.mst

   Internet Explorer カスタマイズ ウィザードをスタンドアロン バージョンの Internet Explorer 管理者キット (IEAK) ではなくカスタム インストール ウィザードから開始する場合は、InstallDesktopUpdate プロパティを設定して Windows Desktop Update を入手する必要があります。

Office XP と同様、Office Multilingual User Interface Pack 内の言語パックは Windows インストーラ パッケージであり、ユーザーのコンピュータでアドバタイズできます。ただし、システム ファイル アップデートはアドバタイズできません。Office XP を Windows NT 4.0 上でアドバタイズすると、システム ファイル アップデートがコンピュータに完全にインストールされ、コンピュータが再起動されてから Office XP や連鎖パッケージがアドバタイズされます。Windows インストーラ ショートカットは、ユーザーの次回のログオン時に表示されます。