作成するサンプルキューブは、オリジナルのサンプルと同じものを作成します。
作成する各キューブの構成、必要なディメンション、メジャーは以下の表のとおりです。
| キューブ名 | ディメンション名 | ディメンションの種類 | メジャー |
| 売上 | 店舗 | 共有 | 売上個数 |
| | 時区分 | 共有 | 店舗経費 |
| | 製品 | 共有 | 店舗売上 |
| | 販売促進メディア | 共有 | 売上製品数 |
| | 販売促進 | 共有 | 店舗売上粗利 |
| | 顧客 | 共有 | |
| | 最終学歴 | 共有 | |
| | 性別 | 共有 | |
| | 既婚・未婚 | 共有 | |
| | 年収 _ 千円 | 共有 | |
| | 店舗面積 | 仮想 | |
| | 店舗タイプ | 仮想 | |
| 倉庫 | 店舗 | 共有 | 店舗への請求額 |
| | 時区分 | 共有 | 発送所要時間 |
| | 製品 | 共有 | 倉庫経費 |
| | 倉庫 | 共有 | 倉庫売上 |
| | 店舗面積 | 仮想 | 出荷個数 |
| | 店舗タイプ | 仮想 | 受注個数 |
| | | | 倉庫利益 |
以下の作成手順で使用するサーバー名、OLAP Services のデータベース名は次のとおりです。
| サーバー名 | BFNTSRV |
| データベース名 | Study |
共有ディメンションの作成
キューブの構成要素となるディメンションを共有ディメンションに作成します。はじめに、データソースに [時区分] ディメンション(単一ディメンションテーブル)を作成します。
<時区分 ディメンションの作成>
- OLAP マネージャのコンソール ツリーで Study データベースを展開し、[ライブラリ] フォルダを展開します。
- [共有ディメンション] フォルダを右クリックし、ショートカット メニューの [ディメンションの新規作成] をポイントし、[ウィザード] をクリックします。
- ディメンション ウィザードが起動します。
- [単一ディメンション テーブル(フラットまたはスター スキーマ)] が選択されていることを確認して、[次へ] をクリックします。
- [ディメンションのテーブルの選択] の画面で、[BFNTSRV - Study] のツリーの、[時区分] をクリックし、[次へ] をクリックします。
- [ディメンションの種類の選択] の画面で、[標準ディメンション] をクリックし、[次へ] をクリックします。
- [ディメンションのレベルの選択] の画面で、次の 3 つの列をクリックし、[次へ] をクリックします。[完了] の画面が表示されます。
西暦年
四半期
月名
- [ディメンション名] に「時区分」と入力して、[完了] をクリックします。
- [ディメンション エディタ] ウィンドウが表示されます。
<製品ディメンションの作成>
- [ディメンション エディタ] ウィンドウで、ツールバーの [ディメンションの新規作成] をクリックします。ディメンション ウィザードが起動します。
- [マルチ ディメンション テーブル(スノーフレーク スキーマ)] をクリックして、[次へ] をクリックします。
- [ディメンションのテーブルの選択] の画面で、[BFNTSRV-Study] のツリーの [製品] と [製品クラス] をそれぞれダブルクリックします。[次へ] をクリックします。
- [結合の作成と編集] の画面で、2 つのテーブルの結合を確認して、[次へ] をクリックします。
- [ディメンションのレベルの選択] の画面で次の 6 つの列を選択し、[次へ] をクリックします。
製品グループ
製品部門
製品カテゴリー
製品サブカテゴリー
ブランド名
製品名
- [完了] の画面で、[ディメンション名] に「製品」と入力して、[完了] をクリックします。
- 同様に、以下の表のとおり、他の共有ディメンションを作成します。
すべて 標準ディメンションとして作成します。
| ディメンション名 | 使用するテーブル | ディメンションレベル |
| 店舗 | 店舗
[単一ディメンションテーブル] | 店舗エリア
店舗都道府県
店舗市区
店舗名 |
| 販売促進メディア | 販売促進
[単一ディメンションテーブル] | メディアタイプ |
| 販売促進 | 販売促進
[単一ディメンションテーブル] | 販売促進名 |
| 顧客 | 顧客
[単一ディメンションテーブル] | 都道府県
市区
名 |
| 最終学歴 | 顧客
[単一ディメンションテーブル] | 最終学歴 |
| 性別 | 顧客
[単一ディメンションテーブル] | 性別 |
| 既婚・未婚 | 顧客
[単一ディメンションテーブル] | 既婚・未婚 |
| 年収 _ 千円 | 顧客
[単一ディメンションテーブル] | 年収 _ 千円 |
| 倉庫 | 倉庫
[単一ディメンションテーブル] | 倉庫エリア
倉庫都道府県
倉庫市区
倉庫名 |
[売上] キューブの作成
ウィザードを使って [売上] キューブを作成します。キューブを作成する過程で 3 つのメジャーを定義します。
- OLAP マネージャのコンソール ツリーで、[キューブ] フォルダを右クリックし、ショートカット メニューの [キューブの新規作成] をポイントし、[ウィザード] をクリックします。キューブ ウィザードが起動するので、[次へ] をクリックします。
- [キューブのファクト テーブルの選択] の画面で、[1998 年売上] をクリックし、[次へ] をクリックします。
- [メジャーを定義する数値列の選択] の画面で、次の 3 つの列をダブルクリックし、[次へ] をクリックします。
店舗売上
店舗経費
売上個数
- [キューブのディメンションの選択] の画面で、[倉庫] ディメンション以外のすべてのディメンションをダブルクリックし、[次へ] をクリックします。
- [完了] の画面で、[キューブ名] に「売上」と入力して、[完了] をクリックします。
[キューブ エディタ] ウィンドウが表示されます。
[売上] キューブのその他のメジャーの作成
ここでは、オリジナルの [Sales] キューブにある [Store Sales Net] と [Sales Count] の 2 つのメジャーと同様の、[店舗売上粗利] と [売上製品数] の 2 つのメジャーを作成してみます。
- [売上] キューブを右クリックして、[編集] をクリックします。
- [キューブ エディタ] ウィンドウが表示されます。ツールバーから [メジャーの挿入] をクリックします。
- [列の選択] の表示で [店舗売上] をクリックして、[OK] をクリックします。
- メジャーの名前を 「店舗売上粗利」 に変更します。
- プロパティの [基本] タブの、[Source Column] の内容を以下のように変更します。
"1998 年売上"."店舗売上" - "1998 年売上"."店舗経費"
- 同様に、[売上製品数] メジャーを作成します。
- ツールバーの [メジャーの挿入] をクリックし、[列の選択] の表示で [売上個数] をクリックし、[OK] をクリックします。
- メジャーの名前を [売上製品数] に変更します。
- プロパティの [基本] タブの、[Source Column] と [Aggregate Function] の内容を以下のように変更します。
[Source Column] :"1998 年売上"."製品 ID"
[Aggregate Function] : SUM から COUNT に変更。
[倉庫] キューブの作成
[売上] キューブの次に、[倉庫] キューブを作成します。
<ファクト テーブルの変更>
- OLAP マネージャのコンソール ツリーで、[キューブ] フォルダを右クリックし、ショートカット メニューの [キューブの新規作成] をポイントし、[ウィザード] をクリックします。キューブ ウィザードが起動するので、[次へ] をクリックします。
- [キューブのファクト テーブルの選択] の画面で、[1997 年在庫] をクリックし、[次へ] をクリックします。
- [メジャーを定義する数値列の選択] の画面で、次の 6 つの列をダブルクリックし、[次へ] をクリックします。
店舗への請求額
発送所要時間
倉庫経費
倉庫売上
出荷個数
受注個数
- [キューブのディメンションの選択] の画面で、次の共有ディメンションを選択します。
倉庫
店舗
時区分
製品
- [次へ] をクリックします。
- [完了] の画面で、[キューブ名] に「倉庫」と入力して、[完了] をクリックします。
[キューブ エディタ] ウィンドウが表示されます。
[倉庫] キューブの他のメジャーの作成
[倉庫] キューブを構成する、他のメジャーを作成します。
- [倉庫利益] メジャーを作成します。
- ツールバーの [メジャーの挿入] をクリックし、[列の選択] で [倉庫売上] をクリックします。
- メジャーの名前を [倉庫利益] に変更し、プロパティの [基本] タブの [Source Column] を以下のように、変更します。
- [Source Column] :"1997 年在庫"."倉庫売上"-"1997 年在庫"."倉庫経費"
- [キューブエディタ] を閉じます。
仮想ディメンションの作成
[売上] キューブと [倉庫] キューブで使用する、[店舗面積]、[店舗タイプ] を作成します。
仮想ディメンションを作成する前に、ディメンションに必要となるメンバ プロパティを作成する必要があります。
<メンバ プロパティの作成>
- OLAP マネージャのコンソールツリーで、[ライブラリ] フォルダを展開します。
- [共有ディメンション] フォルダを展開します。
- [店舗] ディメンションを右クリックし、ショートカット メニューの [編集] をクリックします。
- [ディメンション エディタ] で、[店舗名] レベルを展開します。[店舗名] レベルの [メンバ プロパティ] フォルダが表示されます。
- [スキーマ] ペインで、[店舗] テーブルの [店舗面積] 列と [店舗タイプ] 列を [店舗名] レベルの [メンバ プロパティ] フォルダにドラッグします。
- [ファイル] メニューの [上書き保存] をクリックします。
- [ファイル] メニューの [終了] をクリックします。
<仮想ディメンションの作成>
- OLAP マネージャのコンソール ツリーで、[仮想ディメンション] フォルダを右クリックし、ショートカット メニューの [仮想ディメンションの新規作成] をクリックします。
- 仮想ディメンション ウィザードの [はじめに] の画面で、[次へ] をクリックします。
- [仮想ディメンションのメンバ プロパティを選択してください] の画面で、[店舗] ディメンションを展開します。
- [店舗名].[店舗面積] メンバ プロパティをクリックします。
- [次へ] をクリックします。
- [完了] の画面で、[仮想ディメンション名] ボックスに「店舗面積」と入力します。
- [完了] をクリックします。
- 同様の手順で、[店舗タイプ] ディメンションを作成します。
仮想ディメンションのキューブへの追加
[売上] キューブに作成した仮想ディメンションを追加します。
- OLAP マネージャのコンソール ツリービューで、[売上] キューブを右クリックし、ショートカット メニューの [編集] をクリックします。
- [キューブエディタ] の画面が表示されます。
- [挿入] メニューから [ディメンション] をポイントし、[マネージャ] をクリックします。
- [キューブのディメンションの選択] の画面で、[店舗面積]、[店舗タイプ] をそれぞれダブルクリックします。
- [OK] をクリックすると、[キューブエディタ] の画面に戻ります。
- [ファイル] メニューの [上書き保存] をクリックします。
- [キューブ エディタ] を閉じます。
- 同様の手順で、[倉庫] キューブに [店舗面積]、[店舗タイプ] の 2 つの仮想ディメンションを追加します。
[計算されるメンバ] の作成
[売上] キューブに [計算されるメンバ] として [利益] と [売上平均] を作成します。
- OLAP マネージャのコンソール ツリーで、[売上] キューブを右クリックし、ショートカット メニューの [編集] をクリックします。
[キューブ エディタ] の画面が表示されます。
- ツリービューで、[計算されるメンバ] フォルダを右クリックし、ショートカット メニューの [計算されるメンバの新規作成] をクリックします。
- [計算されるメンバ ビルダ] ダイアログ ボックスが表示されます。
- [親ディメンション] に [Measures] を選択し、[メンバ名] に [利益] と入力します。
- [データ] ボックスの [Measures] を、次に [MeasuresLevel] を展開し、[店舗売上] を選択します。
- [挿入] をクリックします。
- [値式] ボックスで、挿入された文字列の末尾をクリックし、[-] をクリックします。
- [データ] ボックスで、[店舗経費] をクリックし、[挿入] をクリックします。
- [OK] をクリックします。
- 同様に、以下の設定で [売上平均] メンバを作成します。
[親ディメンション]Measures
[メンバ名] 売上平均
[値式][店舗売上] / [売上製品数]
仮想キューブの作成
仮想キューブ [倉庫と売上] を作成します。
- OLAP マネージャのコンソール ツリーで、Study データベースを展開します。
- [仮想キューブ] フォルダを右クリックし、ショートカットメニューの [仮想キューブの新規作成] をクリックします。
- 仮想キューブ ウィザードの [はじめに] の画面で、[次へ] をクリックします。
- [仮想キューブに含めるキューブの選択] の画面で、左側の [使用できるキューブ] ボックス内の [売上] と [倉庫] をダブルクリックし、[仮想キューブに含める] ボックスに移動し、[次へ] をクリックします。
- [仮想キューブに含めるメジャーの選択] の画面で、[>>] をクリックし、すべてのメジャーを追加し、[次へ] をクリックします。
- [仮想キューブに含めるディメンションの選択] の画面で、[>>] をクリックし、すべてのディメンションを追加し、[次へ] をクリックします。
- [完了] の画面で、[仮想キューブ名] ボックスに「売上と倉庫」と入力します。
- [仮想キューブの処理はいつ行いますか?] で、[すぐに処理] をクリックします。
- [完了] をクリックします。
- 仮想キューブの処理過程を表示するウィンドウが表示されます。処理が終了すると、”処理は正常に完了されました。” というメッセージが表示されます。
- ウィンドウを閉じて、OLAP マネージャのコンソール ツリーに戻ります。