セキュリティテスト用 SSL サーバーの構築 - ステップ バイ ステップ手順1: IIS サーバー上でサーバー証明書の要求ファイルを作成

手順1: IIS サーバー上でサーバー証明書の要求ファイルを作成

[スタート] メニュー、[プログラム]、[管理ツール] の順に進み、[インターネット サービス マネージャ] をクリックし、“インターネット インフォメーション サービス”を起動します。

[インターネット インフォメーション サービス] ウィンドウの左側のツリーより、SSL を機能させるつもりのサーバーをクリックし、該当Webサイトを右クリックし、[プロパティ] を選択します。

[ディレクトリ セキュリティ] タブを選択し、[セキュリティ保護された通信] の [サーバー証明書] ボタンを押して、“サーバー証明書ウィザード”を起動します。

[サーバー証明書ウィザードへようこそ] というウィンドウが表示されます。[次へ] ボタンを押します。

[証明書の新規作成] をチェックし、[次へ] ボタンを押します。

[証明書の要求を作成して後で送信する] をチェックし、[次へ] ボタンを押します。

用語解説: サーバー証明書の要求 (CSR : Certificate Signing Request) ファイル
証明機関に提出される、フォーマット化されたデータ(PKCS#10 フォーマット)であり、証明機関に必要な識別名等が含まれています。この認証要求は、証明機関に送信し、署名してもらう必要があります。

名前とセキュリティ設定を行います。[次へ] ボタンを押します。

[名前]は、サーバー証明書の要求ファイルの登録名(任意)となります。
[ビット長]は、ビット長が長ければ長いほど、セキュリティ強度は上がりますが処理に時間が掛かります。ここでは、1024ビットを選択しておきます。
[SGC証明書]は、ベリサイン社のテスト用セキュア・サーバ ID はサポートしておりません。ここでは、チェックの必要はありません。

用語解説: SGC (Server-Gated Cryptography) 証明
SGC証明書は、128 ビット暗号化により、安全性の高い世界規模の金融取引を実現するソリューションを金融機関に提供します。SGC は Secure Sockets Layer (SSL) の拡張機能であり、これにより金融機関は IIS での強力な暗号化が可能となります。なお、SGC 対応のサーバーでは、128 ビットと 40 ビットの両方の暗号化セッションが容易になるため、複数のバージョンの IIS を必要としません。SGC 機能は IIS 4.0 以降のバージョンに組み込まれていますが、SGC を使用するには特殊な SGC 証明書が必要です。

組織に関する情報を入力します。[次へ] ボタンを押します。

ここでは、ベリサイン社ホームページのガイダンスに従い、以下に注意します。
[組織]: 申請会社の正式表記名を記入します
申請会社の正式表記名(ネットワークサービス名)
例) Microsoft Corporation (MICROSOFT-DOM)
[部門]: 半角英数字で入力し、特殊文字あるいは記号を使用しない
例)~ ! @ $ % ^ & * ) _ { } | : " < > ?

サイトの一般名(コモンネーム)を入力します。[次へ] ボタンを押します。

この一般名は、ブラウザで指定する URL アドレスに関連しています。一般的に、URL アドレスが、http://www.会社名.co.jp ならば、www.会社名.co.jp になります。
例)
Server1.aaa.co.jp
www.bbb.co.jp

地理情報を入力します。[次へ] ボタンを押します。

ここでは、ベリサイン社ホームページのガイダンスに従い、以下に注意します。
[国/地域]: JP(日本)
[都道府県]: 半角英数字で入力し、特殊文字あるいは記号を使用しない
[市区町村]: 半角英数字で入力し、特殊文字あるいは記号を使用しない
例)~ ! @ $ % ^ & * ) _ { } | : " < > ?

証明書の要求ファイル名を指定します。[次へ] ボタンを押します。

証明書要求ファイルの概要を確認します。[次へ] ボタンを押します。

[完了] ボタンを押して、ウィザードを終わらせます。

>>手順2: 証明機関へのサーバー証明書の申請手続き