方法 : フォームに Windows Media Player を組み込む
更新 : 2007 年 11 月
Windows フォームに Windows Media Player を組み込むと、アプリケーションでマルチメディア機能を提供できます。ツールボックスに Windows Media Player COM コントロールを追加した後、アプリケーションにコントロールを追加できます。
ツールボックスに Windows Media Player コントロールを追加するには
[ファイル] メニューの [新規作成] をポイントし、[プロジェクト] をクリックします。
[新しいプロジェクト] ダイアログ ボックスで、[Windows フォーム アプリケーション] をクリックし、[OK] をクリックします。
新しい Windows フォーム プロジェクトが開きます。
ツールボックスを右クリックし、[アイテムの選択] をクリックします。
メモ : ツールボックスが表示されない場合は、[表示] メニューの [ツールボックス] をクリックして開きます。
[ツールボックス アイテムの選択] ダイアログ ボックスが表示されます。
[COM コンポーネント] タブで、[Windows Media Player] チェック ボックスをオンにし、[OK] をクリックします。
現在の [ツールボックス] タブに Windows Media Player が表示されます。
ツールボックスに Windows Media Player を追加すると、Visual Studio により AxWMPLib と WMPLib の 2 つのライブラリへの参照が自動的に追加されます。次の手順では、Windows フォームにコントロールを追加します。
Windows フォームに Windows Media Player コントロールを追加するには
ツールボックスから Windows Media Player コントロールを Windows フォームにドラッグします。
[プロパティ] ウィンドウで、[Dock] プロパティを [Fill] に設定します。これを行うには、中央の四角形をクリックします。
フォームのタイトル バーをダブルクリックして、コード エディタで既定の Load イベント ハンドラを追加します。
アプリケーションを開いたときにビデオが読み込まれるように、Form_Load イベント ハンドラに次のコードを追加します。
メモ : 使用するパスは、オンライン ビデオを指す転送リンクです。パスとファイル名を変更して別のビデオを表示することもできます。
axWindowsMediaPlayer1.URL = @"https://go.microsoft.com/fwlink/?LinkId=95772";
このコードは、Windows Media Player の URL を、指定したメディア ファイルに設定します。既定では autoStart プロパティが true に設定されているため、URL プロパティを設定すると Windows Media Player が自動的に再生を開始します。
F5 キーを押してコードを実行します。
アプリケーションを開いたときに、フォームのタイトル バーをダブルクリックして、フォームのサイズを全画面表示に変更します。