PIX

PIX は、Direct3D アプリケーションの実行中に詳細な情報をキャプチャーするデバッグおよび分析用ツールです。PIX は、呼び出された Direct3D API のリスト、タイミング情報、変換前後のメッシュ頂点、スクリーンショット、選択された統計情報などのデータを収集するよう構成することができます。また、ブレークポイントの設定やシェーダー コードのステップ処理など、頂点シェーダーおよびピクセル シェーダーのデバッグにも使用できます。

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バージョン

PIX は、以下のバージョンの DirectX で動作します。

ランタイム Windows?XP 64 ビット Windows XP Windows VistaTM 64 ビット Windows VistaTM
Direct3D 9 x x x x
Direct3D 10 x x

Direct3D には、32 ビット版の PIX と 64 ビット版の PIX の両方が付属しています。

推奨事項

開発者は、開発用のプラットフォームで使用するランタイム バージョンに対してネイティブの PIX (32 ビット版の Windows の場合は 32 ビット版の PIX、64 ビット版の Windows の場合は 64 ビット版の PIX) を使用するようにしてください。Direct3D をインストールすると、ファイルの関連付けおよびプログラム メニューはその構成をサポートするように設定されます。

64 ビット版の PIX は、64 ビット版の Windows の下で、32 ビットまたは 64 ビットのアプリケーションと共に使用できます。ただし、その場合、Windows Vista の管理者権限が必要なことがあります (詳細については、「Windows Vista における PIX の要件」を参照)。

     PIX の実験ファイル実行ファイルは、ランタイムまたはオペレーティング システムのバージョンとは関係なく、同じフォーマットです。そのため、32 ビット版の Windows でキャプチャーした実行ファイルを 64 ビット版の Windows 上で実行し、その実行ファイル (および派生元のプログラム) が 64 ビット版の Windows 上で正しく動作することを確認することができます。

Path

32 ビットのオペレーティング システムの場合、32 ビット版の PIX は次の場所にあります。

%DXSDK_DIR%\Utilities\Bin\x86\

64 ビットのオペレーティング システムの場合、64 ビット版の PIX は次の場所にあります。

%DXSDK_DIR%\Utilities\Bin\x64\

関連項目

DirectX パフォーマンス ツール