Microsoft.VisualStudio.TextTemplating 名前空間

Microsoft.VisualStudio.TextTemplating 名前空間には、テキスト テンプレート変換機能のためのクラスが用意されています。テキスト テンプレート変換エンジンは Visual Studio に統合され、テキスト テンプレート ファイルを生成されるテキスト出力ファイルに変換します。

テキスト テンプレートの変換プロセスは、テキスト テンプレート ファイルを入力として受け取り、その入力を変換し、新しいテキスト ファイルを出力として生成します。エンジン コンポーネントは、プロセスを制御し、テキスト テンプレート変換ホスト と 1 つまたは複数のテキスト テンプレート ディレクティブ プロセッサと対話して、プロセスを完了します。詳細については、「コード生成と T4 テキスト テンプレート」を参照してください。

テキスト テンプレートの変換プロセスには 2 つの手順があります。最初の手順では、テキスト テンプレートの変換エンジンは、生成された変換クラスと呼ばれるクラスを作成します。2 番目の手順で、エンジンによって生成済み変換クラスがコンパイルおよび実行され、生成済みテキスト出力が生成されます。生成された変換クラスは、テキスト テンプレートのコード、すなわちテキスト テンプレート内のステートメント、式、クラス機能、および定型句、およびディレクティブ プロセッサの呼び出しの結果で構成されています。詳細については、「T4 テキスト テンプレートの作成」を参照してください。

上級ユーザーは、独自のテキスト テンプレート変換エンジン ホストまたはディレクティブ プロセッサを実装することができます。詳細については、次のトピックを参照してください。

• T4 テキスト変換のカスタマイズ

• ITextTemplatingEngineHost

• DirectiveProcessor

• RequiresProvidesDirectiveProcessor

クラス

	クラス	説明
	AssemblyCacheMonitor	アセンブリ キャッシュの状態を監視します。
	DirectiveProcessor	具象ディレクティブ プロセッサの抽象基本クラス。
	DirectiveProcessorAttribute
	DirectiveProcessorException	ディレクティブの処理中にエラーが発生したときに、テキスト テンプレート変換エンジンによってスローされる例外。
	EncodingHelper	ファイルのバイト順マークからファイルのエンコーディングを取得するユーティリティ クラス。
	Engine	テキスト テンプレート変換エンジン。
	ParameterDirectiveProcessor	呼び出し元またはホストからテンプレートへと、単純なシリアル化可能パラメーターをルーティングするディレクティブ プロセッサ。
	RequiresProvidesDirectiveProcessor	requires/provides のデザイン パターンを定義および実装するディレクティブ プロセッサの抽象基本クラス。
	ServiceProviderExtensions	T4 テンプレートに関連する IServiceProvider の拡張機能を含むクラス。
	ShadowCopyMonitor	ホストが使用する、シャドウ コピーされるアセンブリの状態を監視します。
	SupportedDirectiveAttribute
	TextTemplatingSession	テキスト変換セッション インターフェイスの単純な実装
	TextTransformation	すべての生成された変換クラスの抽象基本クラスです。このクラスには、テキスト テンプレート コードで使用するユーティリティ メソッドおよびプロパティも用意されています。
	ToStringHelper	カルチャ固有の Object 表現を String として生成するために使用されるユーティリティ クラス。
	TransformedAllTemplatesEventArgs
	TransformingAllTemplatesEventArgs

インターフェイス

	インターフェイス	説明
	IDebugTextTemplatingEngine
	IDebugTransformationRun
	IDebugTransformationRunFactory
	IDirectiveProcessor	ディレクティブ プロセッサのインターフェイス。
	IDirectiveProcessorMetadata	DirectiveProcessors で提供されるメタデータ。MEF によって Dps をインポートするホストはこの標準のメタデータを実行できます。
	IRecognizeHostSpecific	ディレクティブ プロセッサは、このメソッドを実装して、テキスト テンプレートの HostSpecific フラグの状態を取得します。
	ITextTemplatingEngine	テキスト テンプレート変換エンジンのインターフェイス。
	ITextTemplatingEngineHost	テキスト テンプレートを変換するホストのインターフェイス。これは、ディレクティブ プロセッサで使用でき、テキスト テンプレートからアクセスすることもできます。
	ITextTemplatingOrchestrator
	ITextTemplatingSession	ディレクティブ プロセッサからテキスト テンプレートに情報を送信するために使用できます。
	ITextTemplatingSessionHost	テキスト テンプレート ホストによって実装され、呼び出し元が現在のセッションを示すオブジェクトを取得できるようにします。セッションは、テキスト テンプレートの一連の実行を表しています。セッション オブジェクトを使用して、ホストからテキスト テンプレートのコードに情報を渡すことができます。