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Windows Azure のテーブルおよび BLOB へのデータの移行

更新日: 2013年12月

ここでは、データ管理サービスとして Windows Azure テーブル サービスと Windows Azure BLOB サービスを使用するように、オンプレミス アプリケーションを移行する方法について説明します。これらのデータ管理サービスの概要については、「Windows Azure のデータ管理サービスの概要」を参照してください。

シナリオに適したストレージを決定する際に役立つように、テーブル ストレージ、BLOB ストレージ、およびローカル ストレージ (データ管理サービスではない) の比較を次の表に示します。

 

比較条件 ローカル ストレージ テーブル ストレージ BLOB ストレージ

持続性

非永続的。

同じアプリケーション インスタンスが再利用されている間は保持されますが、インスタンスが別のハードウェアにフェールオーバーした場合、データは移動されません。

永続的。

テーブル ストレージは、構造化データに適したスケーラブルで永続的なストレージです。

永続的。

BLOB ストレージは、画像ファイル、オーディオ ファイル、ビデオ ファイルなどの構造化されていないオブジェクトに適した、スケーラブルで永続的なストレージです。

データ アクセス

ファイル システム API。

ファイル システム API を使用して、ローカル ストレージにアクセスできます。したがって、最小限のコード変更で、アプリケーションを Azure Platform で実行できます。

REST API またはストレージ クライアント ライブラリ

テーブル ストレージには、場所を問わず任意のクライアントから、REST API を使用してアクセスできます。言語固有 (.NET、Java、Node.js、PHP など) の REST API ラッパーを提供するストレージ クライアント ライブラリを使用して、テーブル ストレージにアクセスすることもできます。

REST API またはストレージ クライアント ライブラリ

BLOB ストレージには、場所を問わず任意のクライアントから、REST API を使用してアクセスできます。言語固有 (.NET、Java、Node.js、PHP など) の REST API ラッパーを提供するストレージ クライアント ライブラリを使用して、BLOB ストレージにアクセスすることもできます。

同時実行

不可。

ローカル ストレージは、1 つのアプリケーション インスタンスからのみアクセスできます。他のインスタンスとは共有されません。

可。

テーブル ストレージは、REST API を使用してストレージにアクセスできるアプリケーションによって共有されます。テーブル ストレージへの同時アクセスは、ETag によってサポートされています。

可。

BLOB ストレージは、REST API を使用してストレージにアクセスできるアプリケーションによって共有されます。BLOB ストレージへの同時アクセスは、ETag によってサポートされています。

料金

Windows Azure コンピューティング アカウントが必要です。

ローカル ストレージは Azure コンピューティング アカウントの料金に含まれており、コンピューティング インスタンスのサイズに応じた制限を受けます。追加のストレージ アカウントは必要ありません。

テーブル ストレージには、Windows Azure ストレージ アカウントが必要です。

BLOB ストレージには、Windows Azure ストレージ アカウントが必要です。

待機時間
(Windows Azure コンピューティング インスタンスからのアクセス)

ローカル ストレージは VM 自体にあるため、Azure Drive よりも高速にアクセスできます。

VM 自体にデータが格納されていないため、ローカル ストレージと比較すると低速です。ロール インスタンスまたはそれにアクセスする VM とは異なるデータ センターにテーブル ストレージがある場合、待機時間は増加します。

VM 自体にデータが格納されていないため、ローカル ストレージと比較すると低速です。ロール インスタンス、VM、またはストレージにアクセスするコンピューターとは異なるデータ センターに BLOB ストレージがある場合、待機時間は増加します。

スケーラビリティ

なし

ローカル ストレージは、1 つのアプリケーション インスタンスからのみアクセスできます。このため、スケーラビリティはありません。

あり。

Windows Azure ストレージ システムは、パーティションの使用パターンに基づいて、すべてのストレージ ノードにパーティションを自動的に分散します。たとえば、一部のパーティションへのトラフィックが多い場合、システムはそれらのトラフィックを別のストレージ ノードに自動的に分散し、トラフィックの負荷を多数のサーバーに分散します。

あり。

Azure BLOB ストレージでは、Windows Azure CDN を使用した非常にスケーラブルな BLOB 配信システムがサポートされます。これにより、スケールアウトしてアプリケーションでのトラフィック ニーズに対応できるように、複数のサーバーから迅速に BLOB が提供されます。また、このシステムは可用性と持続性にも優れています。

高可用性/フォールト トレランス

なし

あり。

Windows Azure に格納された BLOB、テーブル、およびキューは、ハードウェア障害に対する回復性を高めるために同じデータ センター内の 3 か所にレプリケートされます。また、他の Azure ストレージ サービスと同様に、可用性を高めるために別の障害ドメインにもレプリケートされます。

あり。

Windows Azure に格納された BLOB、テーブル、およびキューは、ハードウェア障害に対する回復性を高めるために同じデータ センター内の 3 か所にレプリケートされます。また、他の Azure ストレージ サービスと同様に、可用性を高めるために別の障害ドメインにもレプリケートされます。

災害復旧

不可

可。

Windows Azure BLOB およびテーブルは、同じ大陸の地理的に離れた 2 つのデータ センター間でもレプリケートされるため、大災害時のデータの持続性がさらに向上します。

可。

Windows Azure BLOB およびテーブルは、同じ大陸の地理的に離れた 2 つのデータ センター間でもレプリケートされるため、大災害時のデータの持続性がさらに向上します。

セキュリティ

配置されている仮想マシンからのみアクセスできます。

Windows Azure ストレージ サービスに対する要求は、パブリック コンテナーのリソースに対する匿名の要求を除き、すべて認証が必要になります。詳細については、「ストレージ アカウントへのアクセスの認証」を参照してください。

Windows Azure ストレージ サービスに対する要求は、パブリック コンテナーのリソースに対する匿名の要求を除き、すべて認証が必要になります。詳細については、「ストレージ アカウントへのアクセスの認証」を参照してください。

次のようなシナリオで、Windows Azure のデータ管理サービスを使用できます。

  • オンプレミスのデータに対して災害復旧 (DR) の場所を増やすためにサービスを使用します。

  • オンプレミスのインフラストラクチャを変更することなく、オンプレミス データの一部をパートナーと共有します。

  • クラウド内の計算ノードに近い場所にデータを移動します。

  • クラウドにデータを移行し、スケールアウトしてからクライアントのアクセスを許可することにより、あらかじめわかっているデータ アクセス ピーク時の負荷に対処します。

執筆者: Sreedhar Pelluru
寄稿者: Rama Ramani

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