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SQL Azure 移行ウィザードを使用する方法

更新日: 2014年4月

Windows Azure SQL データベース移行ウィザードは、SQL Server のデータベースを Microsoft Azure SQL データベースに移行するのに役立つ共有ソースの UI ツールです。これを使用すると、データを移行するだけでなく、互換性の問題を特定して可能な場合は修正し、検出した問題を通知することができます。

執筆者: Shaun Tinline-Jones

SQL データベース移行ウィザードは、単純な SQL Server データベースを SQL データベースに移行するための柔軟で簡単なツールです。より複雑なデータベースの場合でも、Microsoft Azure SQL データベースの要件を満たすために必要な変更を特定するのに役立ちます。

SQL データベース移行ウィザードは、主に次の作業をサポートします。

  • 単純なデータベースのスキーマとデータの両方を Microsoft Azure SQL データベースに移行します。大量のデータを読み込む場合は、複数の一括コピー操作を同時に実行するようにウィザードを構成できます。

  • ビジョン段階または計画段階において、より大規模で複雑なデータベースの分析を支援します。

    • データベースを分析して、Microsoft Azure SQL データベースでサポートされていないオブジェクトを検出します。

    • Transact-SQL ファイルをレビューして、Microsoft Azure SQL データベースでサポートされていない構文を検出します。このウィザードは、Transact-SQL スクリプト ファイルや SQL Server Profiler トレース ファイルを分析できます。

ウィザードを実行する前に、Codeplex プロジェクトの [ドキュメント] タブからマニュアルをダウンロードして確認します。

このウィザードは、グラフィカル ウィザード モードまたはコマンド プロンプト ユーティリティ モードで実行できます。このウィザードでは、2 つの構成ファイルを使用します。これらのファイルを変更すると、ウィザードの操作を調整できます。これらの構成ファイルは、グラフィカル モードで実行する場合の既定の動作を確立したり、コマンド プロンプト モードで実行する場合の動作を制御します。

  • ファイル NotSupportedByAzureFile.config には、Microsoft Azure SQL データベースでサポートされていないオブジェクトを定義する Regex エントリが含まれています。この構成ファイルを調整すると、Microsoft Azure SQL データベースでホストする予定のデータベースから除外するパターンを追加で検出するようにできます。

  • ファイル SQLAzureMW.exe.config では、接続方法、分析する Transact-SQL ファイル、データのコピー動作などの、ユーティリティの動作を制御します。このファイルを調整すると、サイトにおけるウィザードの既定の動作を調整できます。

SQL データベース移行ウィザードには、データ層アプリケーション (DAC) BACPAC の使用など、他のオプションより速い転送速度で信頼性の高い一括コピー操作をサポートする 3 つの機能があります。

  • SQL データベース移行ウィザードには、接続が切断された場合の処理ロジックが組み込まれています。これによって、スキーマの更新が複数のバッチに分割され、各バッチが個別のトランザクションとして管理されるようになります。ウィザードは、Microsoft Azure SQL データベースが接続を終了するまで実行されます。スキーマの更新が完了する前に接続エラーが発生した場合は、Microsoft Azure SQL データベースとの新しい接続を確立し、最後に正常にコミットされたトランザクションの後の処理を特定します。同様に、bcp を使用して Microsoft Azure SQL データベースにデータをアップロードする場合も、データを複数のバッチに分割し、再試行ロジックを使用して、接続が閉じる前に正常にアップロードされた最後のレコードを特定します。その後、bcp によるデータのアップロードを次のレコードのセットから再開します。

  • 大量のデータの読み込みを高速化するため、複数の一括コピー プロセスを同時に実行するようにウィザードを構成できます。このウィザードでは、1 つのテーブルに対して複数の一括コピー操作を同時実行することはできませんが、別々のテーブルに対して同時実行一括コピー操作をスケジュールすることができます。

  • 一括コピーのバッチ間の待機時間を指定し、バッチ サイズを小さく構成することによって、Microsoft Azure SQL データベースがウィザードを調整する可能性を削減できます。バッチ サイズとバッチ数のバランスをとる必要があります。バッチ サイズが小さすぎると、ネットワーク上で個別に転送する必要があるバッチの数が多くなり、ネットワークの待機時間が問題となる場合があります。何度か実験して、調整を防ぐのに十分小さく、ネットワークの待機時間を減らすのに十分大きいバッチ サイズを見つけます。

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noteメモ
SQL データベース移行ウィザードは、コミュニティが作成およびサポートしている共有ソースのツールです。

SQL データベース移行ウィザードには Transact-SQL パーサーが含まれておらず、NotSupportedByAzureFile.config ファイル内の Regex 定義に基づくパターン マッチが行われます。パターン マッチは偽陽性になる場合があります。また、ウィザードの構成ファイルには、Microsoft Azure SQL データベースでサポートされていないアイテムすべてのパターンが含まれているとは限りません。移行プロジェクトをスムーズに進めるため、発見したパターンを追加して構成ファイルを更新することができます。一般的な問題の場合は、今後のバージョンのウィザードに組み込まれるように、パターンを CodePlex プロジェクトに送信することもできます。プロジェクトでデータベースをより詳細に分析する必要がある場合は、DAC パッケージ ファイルを抽出して、プロジェクト ターゲットとして SQL データベースを設定できる SQL Server データ ツール プロジェクトにインポートすることを検討してください。SQL Server データ ツールは、Transact-SQL パーサーを使用してプロジェクトを分析しますが、データベースと Microsoft Azure SQL データベースとの非互換性をすべて検出できるとは限りません。

すべてのスキーマの問題が処理されたかどうかを調べる最も確実な方法は、新しいデータベース スキーマを Microsoft Azure SQL データベースに対してテスト配置することです。すべての Transact-SQL の問題がアプリケーション コードで処理されたかどうかを調べる最も確実な方法は、Microsoft Azure SQL データベースに配置されたデータベースのコピーに対して実行されるアプリケーションの機能テストを行うことです。

ウィザードは、すべてのデータベースの初期分析に適したツールです。ただし、Microsoft Azure SQL データベースでの実行前に多くの変更を必要とするような複雑なデータベースの開発作業を管理するには、他のツールの方が優れています。たとえば、Regex パターン定義では、ウィザードで検出されたパターンを置き換える値を指定できますが、この機能には限界があります。より複雑な変更を管理する場合は、DAC パッケージ ファイルを抽出して SQL Server データ ツール プロジェクトにインポートするなど、別のツールを使用することを検討してください。

実稼働システムからプロファイラー トレースを生成すると、パフォーマンスが極端に低下する可能性があります。テスト システムからトレースを生成することをお勧めします。実稼働システムのプロファイルが必要な場合は、影響を最小限に抑えるため、ステートメント完了イベントのみをトレースします。

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SQL データベース移行ウィザードは、Codeplex の SQL データベース移行ウィザード プロジェクトからダウンロードできます。ローカル コンピューターにパッケージを解凍し、SQLAzureMW.exe を実行します。

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データベースを移行するには

  1. 画面の指示に従って処理を選択します。

  2. スクリプトを作成するソースを選択します。

  3. スクリプトを作成するデータベース オブジェクトを選択します。

  4. スクリプトを生成します。スクリプトは後で変更することもできます。

  5. 対象のサーバーに接続するための情報を入力します。Microsoft Azure SQL データベース上に対象のデータベースを作成することもできます。

  6. 対象のサーバーに対してスクリプトを実行します。

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データベースを分析して移行の問題を検出するには

  1. 画面の指示に従って処理を選択します。

  2. 分析するソースを選択します。

  3. 分析するデータベース オブジェクトを選択します。

  4. スクリプトを生成します。

  5. ウィザードによって報告された問題を、概要結果ペインで確認します。

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データベースを分析して移行の問題を検出するには

  1. 画面の指示に従って処理を選択します。

  2. ソースとして分析する Transact-SQL ファイルを選択します。

  3. スクリプトを生成します。

  4. ウィザードによって報告された問題を、概要結果ペインで確認します。

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データベースを分析して移行の問題を検出するには

  1. 画面の指示に従って処理を選択します。

  2. ソースとして分析するトレース ファイルを選択します。

  3. スクリプトを生成します。

  4. ウィザードによって報告された問題を、概要結果ペインで確認します。

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