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Azure アプリケーションの監視

更新日: 2014年4月

作成者: Larry Franks、Rama Ramani

Azure でアプリケーションをホストする場合の課題の 1 つは、アプリケーション全体の正常性とパフォーマンスを判断する方法です。アプリケーションが複数のインスタンス間で分散され、その数が随時変更される場合があるため (動的スケーリングを行う場合のみ)、各インスタンスの正常性だけでなく、配置全体の正常性を判断する方法が必要になります。アプリケーションで Storage や Microsoft Azure SQL データベース などの Azure サービスを使用している場合は、これらのサービスを監視して、ソリューション全体の正常性を把握する必要もあります。

次のものは Azure Platform の監視および診断情報を収集するために使用できます。

  • Azure Management Portal – サービスの各インスタンスなど、ホステッド サービスのステータスを表示します。

  • Azure Service Management REST API – Management Portal に表示される同じステータス情報をプログラムで取得するために使用できる API です。

  • Azure 診断 – パフォーマンス モニターの情報、Windows とアプリケーション レベルのログ ファイル、ホステッド サービスのカスタム ログとトレース情報をキャプチャします。

  • Azure SQL データベースの動的管理ビュー – Azure SQL データベース 使用時のパフォーマンスの問題の診断に役立つ情報を表示します。

カスタム アプリケーションの遠隔測定は、クラウド アプリケーション構築での主な必須事項の 1 つであり、特にクラウド スケールでアプリケーションを監視するための貴重なデータ ソースです。次のリンクの「遠隔測定」セクション - http://social.technet.microsoft.com/wiki/contents/articles/17987.cloud-service-fundamentals.aspx を参照してください。

Azure Management Portal はホステッド アプリケーションのステータスを監視して表示します。アプリケーション配置全体の正常性を判断するために使用できます。一般に、Management Portal に表示されるステータス メッセージは、ホステッド アプリケーションの正常性の概要を示します。

Azure Management Portal でアプリケーションのステータスを表示するには、[ホステッド サービス、ストレージ アカウント、CDN] を選択してから、[ホステッド サービス] を選択します。サービスがステータスと共にページの中央に表示されます。各サービスを展開することで、ロールとロール インスタンスのステータスを表示できます。

noteメモ
Azure Management Portal のステータス メッセージに、ホステッド アプリケーションに発生したすべてのエラーの状態が正確に反映されない場合があります。そのため、これらのメッセージのみでアプリケーションの正常性を判断しないでください。たとえば、Web ページのエラーや不適切なレンダリングは、Management Portal に表示されるステータス メッセージでは通知されません。アプリケーションの正常性に関する詳細情報を取得するには、Azure 診断を使用する必要があります。

Azure Management Portal に表示されるステータス情報は、Azure Service Management REST API を使用してプログラムで取得できます。ステータス情報を返す特定の API については、「ホステッド サービスのプロパティの取得」および「配置の取得」を参照してください。

Azure Service Management REST API の詳細については、「Azure Service Management REST API リファレンス」を参照してください。

Azure 診断では、ホステッド アプリケーション インスタンスからのパフォーマンス カウンターとログだけでなく、アプリケーションによって生成されるカスタム ログ ファイル、トレース、インストルメンテーション出力も集計できます。各アプリケーション インスタンスには限られた容量の非永続的なストレージしか用意されていないため、永続的なストレージ場所として Windows Storage アカウントを指定する必要があります。Azure 診断には、ストレージ アカウントへの診断情報の定期的なコピーをスケジュールするメカニズムが用意されています。

Azure 診断を構成するときは、収集する必要のあるパフォーマンス カウンターとログだけでなく、それらの情報を収集する頻度も慎重に検討する必要があります。各アプリケーション インスタンスの診断プロセスには、すばやく上書きできる FIFO バッファーが用意されています。処理するデータの量に対して割り当てている容量が少なすぎる場合や、バッファーから Azure Storage にデータをコピーする間隔が長すぎる場合、パフォーマンス カウンター情報のサンプル レートが高すぎる場合は、このバッファーが使用されます。また、どのデータを永続的なストレージにコピーする必要があるかを検討する必要もあります。診断データにより消費される Azure Storage の容量に対して課金されるためです。

Azure 診断の詳細については、「Azure 診断を使用したログ データの収集」を参照してください。

System Center Operations Manager (SCOM) に精通している場合は、Azure 管理パックを使用して SCOM 内で Azure 診断情報を有効にしてもかまいません。

アプリケーションで Azure Storage を使用している場合は、Storage Analytics を有効にして、要求のログ、ストレージ容量の情報、ストレージ アカウントへのトランザクションに関する情報など、ログおよびメトリック情報を収集できます。Storage Analytics はインターネット上のどこからでもアクセス可能な REST API として公開されています。この API へのアクセスには、ストレージ アカウント名とアクセス キーを使用した認証が必要です。

動的管理ビューには、Azure SQL データベース に関するパフォーマンスの問題を診断するために役立つ情報 (実行時間の長いクエリ、不適切なクエリ プラン、データベースへの接続数など) が表示されます。動的管理ビューへのアクセスには、Transact-SQL 文を使用した Azure SQL データベース サーバーへの接続が必要です。

詳細については、「動的管理ビューを使用した Azure SQL データベースの監視」を参照してください。

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