データベース操作の実行とデータ変更

.NET Framework データ プロバイダを使用すると、ストアド プロシージャまたはデータ定義言語 (DDL) のステートメント (たとえば、CREATE TABLE、ALTER COLUMN など) を実行して、データベースやカタログに対するスキーマ操作を実行できます。これらのコマンドはクエリとは異なり行を返さないため、Command オブジェクトは ExecuteNonQuery メソッドを提供しています。

ExecuteNonQuery メソッドを使用すると、スキーマを変更できるだけでなく、データを変更するが行を返さない INSERT、UPDATE、DELETE などの SQL ステートメントも処理できます。

ExecuteNonQuery メソッドでは行は返されませんが、Command オブジェクトの Parameters コレクションを通じて入力パラメータ、出力パラメータ、および戻り値を受け渡しできます。

このセクションの内容

  • カタログ操作の実行
    データベース スキーマを変更するコマンドを実行する方法について説明します。
  • データベースのデータの変更
    データベース内のデータを変更するコマンドまたはストアド プロシージャを実行する方法について説明します。

関連項目

  • .NET Framework データ プロバイダによるデータのアクセス
    ADO.NET のアーキテクチャについて説明します。また、ADO.NET のクラスを使用してアプリケーションのデータを管理し、Microsoft SQL Server、OLE DB データ ソース、XML などのデータ ソースと対話する方法についても説明します。