ADO.NET を使用したデータのアクセス
ADO.NET は、.NET プログラマにデータ アクセス サービスを公開するためのクラスのセットです。ADO.NET は、分散型データ共有アプリケーションを作成する、さまざまなコンポーネントのセットを提供します。これは .NET Framework の不可欠な部分で、リレーショナル データ、XML、およびアプリケーション データへのアクセス機能を提供します。ADO.NET は、アプリケーション、ツール、言語、またはインターネット ブラウザが使用するフロントエンド データベース クライアントや中間層ビジネス オブジェクトの作成を含む、各種の開発ニーズをサポートします。
このセクションの内容
- ADO.NET の概要
ADO.NET のデザインとコンポーネントを紹介します。 - .NET Framework データ プロバイダによるデータのアクセス
オブジェクトの Command、Connection、DataReader、および DataAdapter の使用法について説明します。 - DataSet の作成および使用
DataSet オブジェクトの作成とカスタマイズの方法について説明します。 - XML と DataSet
DataSet がデータ ソースとして XML と対話する方法を、DataSet の内容を XML データとして読み込んで永続化する方法と共に説明します。 - DataTable の作成と使用
DataTable オブジェクトの作成とカスタマイズの方法について説明します。 - DataView の作成と使用
一般にデータ連結アプリケーションで使用される DataTable の中でデータの動的ビューを作成する方法について説明します。 - ADO.NET から ADO レコードセットまたはレコードへのアクセス
OleDbDataAdapter を使用して、ADO レコードまたはレコードセットから DataSet を読み込む方法について説明します。 - サンプル ADO.NET シナリオ
データ連結関連のアプリケーションに関する一般的なプログラミング シナリオと、それらのシナリオに対する ADO.NET を使用したソリューションの例を示します。 - 安全な ADO.NET コードの作成
ADO.NET を使用する場合の安全なコーディング方法について説明します。 - .NET Framework データ プロバイダの実装
ユーザーのデータ ストア用のカスタム .NET Framework データ プロバイダの作成方法について説明し、テンプレート コードを示します。
関連項目
- アプリケーションの構築
.NET Framework においてアプリケーションを作成するために役立つ概要と詳細なステップごとの手順を示します。 - .NET Framework を使用したプログラミング
さまざまな .NET Framework アプリケーションを開発するときの、一般的なプログラミング作業について説明します。具体的には、データへのアクセス、メタデータの拡張、例外の処理とスロー、トランザクションの処理、アプリケーションのセキュリティ設定などの作業があります。