Visual Basic 言語の仕様
7.3 プリミティブ型

プリミティブ型は、キーワードを使って識別されます。これらは、System 名前空間で定義されている型のエイリアスです。プリミティブ型とエイリアスを定義している型の区別はありません。予約語の Byte を記述するのは、System.Byte と記述するのとまったく同じです。

プリミティブ型は通常の型のエイリアスであるため、すべてのプリミティブ型にはメンバがあります。たとえば、IntegerSystem.Int32 で宣言されたメンバを持ちます。リテラルは、対応する型のインスタンスとして扱うことができます。

プリミティブ型は、ほかの構造体型とは異なり、特定の追加操作が許可されています。

  • プリミティブ型は、値がリテラルの記述によって作成されることを許可します。たとえば、123IInteger 型のリテラルです。
  • プリミティブ型の定数を宣言できます。
  • 式のオペランドがすべてプリミティブ型の定数である場合、コンパイラはコンパイル時に式を評価できます。このような式は、定数式と呼ばれます。

Visual Basic .NET では、次のプリミティブ型が定義されています。

  • 整数型 (値型) の Byte (1 バイト符号なし整数)、Short (2 バイト符号付き整数)、Integer (4 バイト符号付き整数)、および Long (8 バイト符号付き整数)。これらの型は、それぞれ System.ByteSystem.Int16System.Int32、および System.Int64 に対応します。整数型の既定値は、リテラル 0 と等価です。
  • 浮動小数点型 (値型) の Single (4 バイト浮動小数点) および Double (8 バイト浮動小数点)。これらの型は、それぞれ System.Single および System.Double に対応します。浮動小数点型の既定値は、リテラル 0 と等価です。
  • Decimal 型 (16 バイト 10 進値)。System.Decimal に対応します。10 進数の既定値は、リテラル 0D と等価です。
  • Boolean 型 (値型)。真理値を表し、一般的には関係演算や論理演算の結果になります。リテラルは System.Boolean 型です。Boolean 型の既定値は、リテラル False と等価です。
  • Date 型 (値型)。日付と時刻を表し、System.DateTime に対応します。Date 型の既定値は、リテラル # 01/01/0001 12:00:00AM # と等価です。
  • Char 型 (値型)。単一の Unicode 文字を表し、System.Char に対応します。Char 型の既定値は、定数式の ChrW(0) と等価です。
  • String 型 (参照型)。Unicode 文字の列を表し、System.String に対応します。String 型の既定値は null 参照です。
PrimitiveTypeName ::= NumericTypeName | Boolean | Date | Char | String
NumericTypeName ::= IntegralTypeName | FloatingPointTypeName | Decimal
IntegralTypeName ::= Byte | Short | Integer | Long
FloatingPointTypeName ::= Single | Double

参照

7.1 値型と参照型 | 7.6 構造体 | 7.5 クラス | 7.7 標準モジュール | 7.8 インターフェイス | 7.9 配列 | 7.10 デリゲート | 11.2 定数式 | データ型の概要 (Visual Basic 言語リファレンス) | 値型と参照型 (Visual Basic 言語の概念)

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