このセクションでは POP3 受信アダプターについて説明します。

POP3 受信アダプター
POP3 受信アダプターを使用すると、POP3 に対応したメールボックスから BizTalk Server にデータを移動できます。
POP3 受信アダプターの主な機能は次のとおりです。
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要求時に POP3 サーバーのメールボックスからファイルを取得します。
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構成可能なスケジュールに基づいてポーリングを実行します。
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POP3 サーバーのメールボックスにポーリングし、BizTalk Server にデータを直接送信します。
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POP3 サーバーのメールボックスを、IP アドレスまたはホスト名、ポート、ユーザー名、およびパスワードで指定します。
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Secure Sockets Layer (SSL) 接続が必要なメール サーバーから電子メールをダウンロードする機能を提供します。
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ファイル配信を保証します。
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暗黙的な MIME 処理を行います。POP3 アダプターの使用時は、受信パイプラインで MIME デコーダーを使用する必要はありません。

POP3 アダプターがサポートされているプラットフォーム
POP3 アダプターは、次の RFC に準拠する、すべての POP3 サーバーで動作するように設計されています。
POP3 アダプターは、Microsoft Exchange Server 2003 に対して十分にテストされています。

POP3 アダプターの使用時にデータの重複を防ぐための考慮事項
POP3 アダプターはトランザクション アダプターではないため、同じメッセージの複数のコピーを処理することがあります。これにより、データの重複が発生する場合があります。次のシナリオでは、POP3 アダプターによってメッセージの重複したコピーが配信される可能性があります。
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POP3 アダプターは、処理のために電子メールが BizTalk Server に正常に送信された後、POP3 アダプターが監視するように構成されているメールボックスから毎回電子メールを削除します。POP3 アダプターがメールボックスから電子メールを取得し、処理のために BizTalk Server に送信した後、その電子メールをメールボックスから削除できなかった場合、次に POP3 アダプターからメールボックスへのポーリングが行われるときに、その電子メールは BizTalk Server に再送信されます。
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異なる BizTalk ホスト インスタンスにある POP3 アダプターの複数のインスタンスで同じメールボックスが同時に監視されていて、POP3 サーバーでメールボックスに対する複数の同時接続が許可されている場合、アダプターがメッセージの重複したコピーを配信することがあります。

POP3 アダプターの高可用性
一部の POP3 サーバーでは、特定のメールボックスに対する複数の同時接続を許可しています。POP3 アダプターの複数のインスタンスが、そのような POP3 サーバー上のメールボックスからメールを取得するように構成されている場合、データの重複が発生することがあります。このため、複数の同時接続を許可しているメールボックスからメールを取得するように構成する POP3 アダプターのインスタンスは、1 つのみにする必要があります。
このシナリオの POP3 アダプターにフォールト トレランスを提供するには、単一の POP3 アダプターの受信ハンドラーを、クラスター化された BizTalk ホストで実行されるように構成する必要があります。詳細については、「クラスター化されたホストでのアダプター ハンドラーの実行に関する注意点」を参照してください。

POP3 アダプターの複数のインスタンスから同じメールボックスへの接続が行われたときに発生する認証警告
BizTalk Server が、POP3 アダプターの複数のインスタンスで同じメールボックスからメールを取得するように構成されている場合があります。そのような場合、一部の POP3 サーバーで使用されているロック メカニズムが原因で、BizTalk Server アプリケーション ログに認証警告が記録される場合があります。これらの警告による POP3 アダプターの機能への影響はありません。そのため、このシナリオではこれらの警告を無視してもかまいません。

POP3 アダプターで受信して保留キューに送信する暗号化されたメッセージはクリア テキストで表示可能
デジタル暗号化された電子メールが POP3 アダプターで復号化されるように構成できます。POP3 アダプターを使用する受信場所に対して [MIME デコードの適用] プロパティを [True] に設定します。POP3 アダプターがデジタル暗号化された電子メールを受信したときに、受信場所に対する [MIME デコードの適用] プロパティが [True] に設定されていると、POP3 アダプターは電子メールの復号化を次のように試行します。
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POP3 アダプターは、電子メールの暗号化に使用されたパブリック証明書に一致するプライベート証明書を検索します。プライベート証明書は、POP3 受信ハンドラーがバインドされているホスト インスタンスが動作しているサーバーの個人証明書ストアにあります。
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対応するプライベート証明書が見つかると、POP3 アダプターはその証明書を使用して電子メール メッセージを復号化します。
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電子メールが復号化され、BizTalk メッセージ ボックスに保存されます。
復号化されたメッセージが BizTalk メッセージボックスに保存された後で保留されている場合、そのメッセージの内容は、BizTalk 保留キューからクリア テキストで表示できます。
保留キュー内のセキュリティで保護されたメッセージ テキストを表示不可にする必要がある場合は、次の手順を実行します。
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POP3 アダプターを使用する受信場所に対する [MIME デコードの適用] プロパティを [True] に設定し、SMIME パイプライン コンポーネントを使用してパイプライン内のメッセージを復号化します。
注 |
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この方法により、電子メール固有のプロパティをメッセージ コンテキストに昇格させることができなくなります。
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電子メール固有のプロパティをメッセージ コンテキストに昇格させる必要がある場合は、暗号化されたメッセージが保留キューにルーティングされた後も暗号化された状態を維持できるように、次の手順を実行します。
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POP3 アダプターを使用する受信場所を格納する受信ポートの [失敗したメッセージをルーティングする] オプションをオンにします。
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POP3 アダプターを使用する受信場所を格納する受信ポートへの配信が失敗したメッセージをサブスクライブするために、オーケストレーションを作成します。
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SMIME パイプライン コンポーネントを使用してパイプライン内のメッセージを暗号化する送信ポートで、オーケストレーションを構成します。
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オーケストレーション インスタンスおよびメッセージを保留する中断図形でオーケストレーションを構成します。
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オーケストレーションを構築して展開し、展開したオーケストレーションを適切な受信ポートにバインドします。

POP3 アダプターによってサポートされているメッセージの最大サイズ
POP3 アダプターでは、最大 50 MB のメッセージを受信できることをテスト済みで、このサイズがサポートされています。

参照項目