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スマート デバイス プロジェクトにおけるエミュレータの使用

Visual Studio .NET 2003

Don Espen、Jose Baldner、Ximing Zhou

February 2003

Updated June 2003

日本語版最終更新日 2003 年 8 月 7 日

適用対象 :

 スマート デバイス プロジェクト

 .NET Compact Framework

要約 : この文書の情報は、Visual Studio .NET 2003 に付属するエミュレータ バージョン 4.1 に適用されます。通常のエミュレータ設定は統合開発環境 (IDE) で構成できます。カスタム スキンなどの追加設定を使用する場合は、コマンド ラインからエミュレータを起動します。ファイルの転送には、開発用コンピュータの共有フォルダの使用が適しています。一般に、エミュレータの接続に関する問題は特定が容易であり、短時間で解決できます。

目次

インストール

構成設定

スキン

コマンドラインからの起動

エミュレータへのファイルのコピー

エミュレータのインターネット接続の設定

トラブルシューティング

まとめ

インストール

Visual Studio .NET 2003 セットアップで Visual Studio をインストールする際に スマート デバイス プログラマビリティ オプションを選択すると、Visual Studio のインストール ディレクトリにエミュレータ ファイルがコピーされます。このオプションは Visual Basic .NET または Visual C# .NET のインストール項目の一覧にあり、各製品のインストール時にデフォルトで選択されています (セットアップ時に スマート デバイス プログラマビリティ を選択しなかった場合は、後の「インストール時の問題」で説明するインストールの修正方法を参照してください)。

Visual Studio セットアップでは、エミュレータ ファイルは用意されますが、エミュレータはインストールされません。エミュレータのインストールと登録は、開発用コンピュータでエミュレータを最初に配置する際に行います。これには、エミュレータへの接続操作を実行する方法と、エミュレータをアクティブ プロジェクトの配置先に指定する方法があります。エミュレータのインストールは 1 回で済みます。インストールに関しては、エミュレータの種類 (Windows CE や Pocket PC など) による違いはありません。

エミュレータのインストール

エミュレータをインストールまたは削除するには、管理者権限が必要です。また、Windows Server 2003 などの一部のオペレーティング システムでは、表示されるメッセージに従ってドライバのセキュリティ証明書を受け入れる必要があります。

接続操作の実行によってエミュレータをインストールするには

  1. Visual Studio の [ツール] メニューで、[デバイスへの接続] をクリックします。
  2. [デバイスへの接続] ダイアログ ボックスで、任意のエミュレータ (Pocket PC 2002 エミュレータなど) をクリックします。
  3. [接続] をクリックします。
  4. エミュレータ ドライバのセキュリティ証明書の受け入れを求めるメッセージが表示された場合は、[OK] をクリックします。
  5. 画面で結果を確認します。正常にインストールされた場合は、以下のようになります。
    • エミュレータが表示されます。
    • IDE のステータス バーに、"デバイスは接続されました。" または "コマンド" というメッセージが表示されます。

    インストールに失敗した場合は、以下のようになります。

    • 画面上に、"Emulator driver installation failed.Most common cause: user does not have administrator permissions." というメッセージが表示されます。
    • ステータス バーに、"Emulator driver installation failed." というメッセージが表示されます。

プロジェクトの配置によってエミュレータをインストールするには

  1. [ビルド] メニューの [ソリューションの配置] または [<プロジェクト名> の配置] をクリックします。
  2. [<プロジェクト名> の配置] ダイアログ ボックスで、任意のエミュレータ (Pocket PC 2002 エミュレータ など) をクリックします。
  3. [配置] をクリックします。
  4. エミュレータ ドライバのセキュリティ証明書の受け入れを求めるメッセージが表示された場合は、[OK] をクリックします。
  5. 前述の手順と同様の方法で結果を確認します。

Visual Studio のインストール後にエミュレータ ファイルを追加する方法

Visual Studioが スマート デバイス プログラマビリティ オプションなしで (したがってエミュレータ ファイルなしで) インストールされている場合は、以下の手順でインストールを更新できます。

Visual Studio がインストールされている状態でエミュレータ ファイルをロードするには

  1. [コントロール パネル] ウィンドウを開き、[プログラムの追加と削除] をクリックします。
  2. インストールされているプログラムの中から Microsoft Visual Studio .NET を選択し、[変更と削除] をクリックします。
  3. Visual Studio .NET セットアップ ウィザードで、[Visual Studio .NET] をクリックします。.
  4. Visual Studio .NET の [メンテナンス] ページで、[機能の追加と削除] をクリックします。
  5. Visual Studio .NET の [オプション] ページで、Visual Basic .NET または Visual C# .NET の下にある [スマート デバイス プログラマビリティ] チェック ボックスをオンにします。
  6. [今すぐ更新] をクリックします。

Visual Studio の更新が完了したら、「エミュレータのインストール」で説明した手順のいずれかを実行してエミュレータをインストールします。

インストール時の問題

インストール エラーの最も一般的な原因とその解決方法について、以下に説明します。

管理者権限がない場合
Visual Studio のユーザーに管理者権限がないという状況は通常では考えられませんが、このケースに該当する場合は、管理者権限のあるユーザー名で開発用コンピュータにログオンし、前述の 2 つの手順のいずれかを実行してエミュレータを配置する必要があります。
セキュリティ証明書を受け入れなかった場合
エミュレータをもう一度配置し、表示されるメッセージに従ってドライバのセキュリティ証明書を受け入れます。
エミュレータ ファイルがインストールされていない場合
前の「Visual Studio のインストール後にエミュレータ ファイルを追加する方法」で説明した手順を実行します。

ドライバのプロパティ

[デバイス マネージャ] をクリックして [システム デバイス] をクリックすると、エミュレータ ドライバ (Virtual PC Application Services) のバージョン情報などのプロパティを表示することができます。エミュレータの削除には、デバイス マネージャのアンインストール機能は使用しないでください。詳細については、次の「エミュレータの削除」を参照してください。

エミュレータの削除

新しいバージョンをインストールする場合などにエミュレータを削除するには、次の手順を実行します。デバイス マネージャのアンインストール機能は使用しないでください。

エミュレータを削除するには

  1. [コントロール パネル] ウィンドウを開き、[プログラムの追加と削除] をクリックします。
  2. [Emulator Driver for Visual Studio .NET 2003] を選択します。
  3. [削除] をクリックします。

構成設定

通常のエミュレータ設定は、Visual Studio IDE の [エミュレータ設定の構成] ダイアログ ボックスで構成できます。エミュレータの稼動中に設定を変更した場合、その変更はエミュレータを終了してもう一度起動するまでは反映されません。

メモ OS イメージやスキンを変更する場合、または IDE で表示されないポート マッピング (COM3、COM4、LPT2 など) を表示する場合は、コマンド ラインからエミュレータを起動する必要があります。詳細については、後の「コマンドラインからの起動」を参照してください。

[エミュレータ設定の構成] ダイアログ ボックスを表示するには、Visual Studio の [ツール] メニューで [オプション] をクリックし、[デバイス ツール] をクリックして [デバイス] をクリックします。[デバイス] ボックスで、エミュレータを選択します。[エミュレーション スタートアップ プロバイダ] が [スタートアップ サーバー] ボックスに表示されたら、[構成] をクリックします。

次の表に、エミュレータの構成可能な設定を示します。

オプション タブ
[色の深度] [表示]
[ホスト キー] [システム]
[メモリ サイズ] [システム]
OS イメージ <なし>
[パラレル ポート] [ハードウェア]
[画面の高さ] [表示]
[画面の幅] [表示]
[シリアル ポート 1] [ハードウェア]
[シリアル ポート 2] [ハードウェア]
スキン <なし>

[表示] タブ

開発用コンピュータで使用するデバイス エミュレータの解像度を指定します。エミュレータの画面サイズは、最小 80 x 64 ピクセルから最大 1024 x 768 ピクセルまで指定できます。スキンを使用するエミュレータ (Pocket PC エミュレータなど) の場合は、スキンによってエミュレータ画面プロパティが設定されるため、画面サイズを変更しても無効になります。

[画面の幅]
開発用コンピュータのエミュレータ画面の幅を指定するピクセル数を設定します。80 ~ 1024 の範囲で、8 の倍数を設定できます。
[画面の高さ]
開発用コンピュータのエミュレータ画面の高さを指定するピクセル数を設定します。64 ~ 768 の範囲で、8 の倍数を設定できます。
[色の深度]
深度を 1 ピクセルあたり 8、16、または 32 ビットに設定します。

[ハードウェア] タブ

物理プラットフォーム上で特定のハードウェア機能をエミュレートします。

エミュレータが用意する 2 つのシリアル ポート (仮想 COM ポート) を、開発用コンピュータの COM ポートにマップすることができます。また、エミュレータは、開発コンピュータの LPT ポートに直接マップできるパラレル ポートも提供します。

Kernel Independent Transport Layer (KITL) をサポートするオペレーティング システム イメージを使用する場合は、オペレーティング システムの出力がシリアル ポート 1 に送信されるため、プロダクト シリアル ポートにはシリアル ポート 2 を使用する必要があります。リテールのオペレーティング システム イメージの場合は、シリアル ポート 1 と 2 の両方をプロダクト シリアル ポートとして利用できます。

[シリアル ポート 1]
エミュレータで利用できる最初のシリアル ポート を指定します。有効なマッピングは、[COM1]、[COM2]、および [なし] です。
[シリアル ポート 2]
エミュレータで利用できる 2 番目のシリアル ポート を指定します。有効なマッピングは、[COM1]、[COM2]、および [なし] です。
[パラレル ポート]
エミュレータのパラレル ポートを開発用コンピュータのパラレル ポートにマップします。有効な値は、[LPT1] と [なし] です。

[システム] タブ

稼動中のエミュレータの特定のアスペクトを開発用コンピュータで制御します。

[メモリ サイズ]
エミュレータで利用可能なメモリの最大容量 (MB) を設定します。エミュレータは必要なときだけメモリを割り当てます。メモリ サイズは 32 ~ 256 の正の整数で指定します。オペレーティング システム イメージのフットプリントでメモリが消費されるほか、オペレーティング システムがメモリに独自の制限を加えることもあるため、実際に利用できるメモリ サイズはダイアログ ボックスの値と一致しないことがあります。
[ホスト キー]
開発用コンピュータ上のキーを 1 つ指定します。指定したキーを他のキーと組み合わせて使用することにより、エミュレータのメニューをキーボード ショートカットで実行することができます。

次の表に、エミュレータの [エミュレータ] メニューのショートカットを示します。

エミュレータ コマンド ショートカット キーの組み合わせ
[一時停止] ホスト キー +P
[ハード リセット] ホスト キー +R
[ソフト リセット] ホスト キー +T
[シャットダウン] ホスト キー +F4

エミュレータの一部のローカライズ バージョンでは、ホスト キー機能が正しく作動しないことがあります。

スキン

エミュレータの表示には、必要に応じてスキンを使用することができます。エミュレータ ウィンドウの外観と機能は、適用するスキンによって変わります。

Visual Studio .NET 2003 には、Pocket PC 2002 プロジェクト向けに既定のスキンが用意されています。IDE を使用して Pocket PC 2002 プロジェクトをエミュレータに配置すると、Pocket PC スキンが自動的にエミュレータ ウィンドウに適用されます。

Windows CE プロジェクトには既定のスキンは適用されません。IDE を使用して Windows CE プロジェクトを配置した場合、エミュレータ ウィンドウの外観や機能はカスタマイズされず、標準の Windows CE ウィンドウとして表示されます。

メモ Visual Studio .NET 2003 でエミュレータにカスタム スキンを適用するには、コマンド ラインで /Skin パラメータを使用してエミュレータを起動する必要があります。詳細については、後の「コマンドラインからの起動」を参照してください。

スキン ファイルとその開発方法の詳細については、エミュレータのヘルプ トピックを参照してください。必要な .xml ファイルの XML スキーマのサンプルも記載されています。

エミュレータのヘルプ トピックを参照するには

  1. Visual Studio .NET 2003 を開きます。
  2. [ツール] メニューの [デバイスへの接続] をクリックします。
  3. [デバイスへの接続] ダイアログ ボックスで、[デバイス] ボックスに表示されているエミュレータ (Pocket PC 2002 エミュレータなど) をクリックし、[接続] をクリックします。
  4. エミュレータ ウィンドウの [ヘルプ] メニューで、[Windows CE 用エミュレータ ヘルプ] をクリックします。
  5. [Emulator Skin] ノードに移動します。

Visual Studio .NET 2003 には、カスタマイズしたスキン ファイルのサンプルが用意されています。場所は次のとおりです。

  • <Visual Studio のインストール フォルダ>\CompactFrameworkSDK\ConnectionManager\Bin\Images)
  • <Visual Studio のインストール フォルダ>\CompactFrameworkSDK\v1.0.5000\Windows CE\Samples\EmulatorSkins

コマンドラインからの起動

スマート デバイス プロジェクトをエミュレータに配置するか、Visual Studio の [ツール] メニューで [デバイスへの接続] をクリックすると、エミュレータは自動的に起動します。この自動起動は、[エミュレータ設定の構成] ダイアログ ボックスで指定したエミュレータ設定に基づいて実行されます (詳細については、前の「構成設定」を参照してください)。

このダイアログ ボックスには、カスタム オペレーティング システム イメージとカスタム スキンの設定欄はありません。この 2 つのカスタム設定を使用してエミュレータを起動するには、コマンド ラインを使用する必要があります。

Visual Studio .NET 2003 を既定の場所にインストールした場合、エミュレータの実行可能ファイル (Emulator.exe) は c:\program files\microsoft visual studio .net 2003\compactframeworksdk\connectionmanager\bin にあります。必須パラメータはオペレーティング システム (/CEImage) のみであり、他のパラメータはすべて省略可能です。

メモ コマンド ラインに「
emulator /help
」と入力すると、[コマンド ライン オプション ヘルプ] ダイアログ ボックスが表示されます。このダイアログ ボックス内の情報よりも、次の「構文」に記載している情報や、[エミュレータ設定の構成] ダイアログ ボックスで [ヘルプ] をクリックすると表示されるヘルプ トピックの情報が優先します。

構文


Emulator /CEImage os_image_file [/Skin skin_file]
  [/Video vparms] [/MemorySize memsize] [/Hostkey key]
  [/VMName titlebar] [/serialport1 serialport1map]
  [/serialport2 serialport2map]
  [/parallelport parallelportmap] [/Ethernet network]
  [/VMID emulator_id] [/SkinEngine skingengine_file]

パラメータ

os_image_file
必須。エミュレータが使用するカーネル イメージのパスとファイル名を指定します。
skin_file
省略可。使用するスキン ファイルを指定します。指定するファイルは、スキンを記述する XML ファイルでなければなりません。詳細については、前の「スキン」を参照してください。
vparms
省略可。エミュレータ画面の解像度とビット深度を設定します。詳細については、後の「例 3」を参照してください。

引数は整数で、書式は <幅>x<高さ>x<ビット深度> です。画面の幅は、80 ~ 1024 の 8 の倍数で指定します。画面の高さは、64 ~ 768 の 8 の倍数で指定します。ビット深度は、8、16、または 32 のいずれかです。

コマンド ラインで skin_file パラメータを指定した場合はスキンによって表示特性が決まるため、vparms パラメータは無視されます。

memsize
省略可。エミュレータで利用可能なメモリの最大容量 (MB) を指定します。値は、32 ~ 256 の正の整数で指定しなければなりません。オペレーティング システム イメージのフットプリントでメモリが消費されるほか、オペレーティング システムがメモリに独自の制限を加えることもあるため、実際に利用できるメモリ サイズは、この変数に割り当てられた値と正確には一致しないことがあります。
key
省略可。開発コンピュータ上のキーを 1 つ指定すると、そのキーを他のキーと組み合わせて使用することにより、エミュレータのメニューをキーボード ショートカットで実行できるようになります。以下の値のみ指定できます。
ホスト キー 10 進値
ALT 164
CTRL 162
SHIFT 160
左 Windows ロゴ キー 91
ALT 165
CTRL 163
SHIFT 161
右 Windows ロゴ キー 92
メモ このリリースで Windows ロゴ キーを指定しても機能しません。この問題は既に確認されています。

次の表に、エミュレータの [エミュレータ] メニューに表示されるショートカット キーの組み合わせを示します。

エミュレータ コマンド ショートカット キーの組み合わせ
[一時停止] ホスト キー +P
[ハード リセット] ホスト キー +R
[ソフト リセット] ホスト キー +T
[シャット ダウン] ホスト キー +F4

エミュレータの一部のローカライズ バージョンでは、ホスト キー機能が正しく作動しないことがあります。

titlebar
省略可。タイトル バーのテキストを指定します。たとえば、"Pocket PC Emulator" と入力します。文字列は二重引用符 (") で囲みます。スキンを使用すると、スキン独自のバー テキストが適用されるため、このパラメータは無視されます。
serialport1map
省略可。エミュレータで利用できる最初のシリアル ポート を指定します。有効なマッピングは、[COM1]、[COM2]、[COM3]、[COM4]、および [なし] です。
serialport2map
省略可。エミュレータで利用できる 2 番目のシリアル ポート を指定します。有効なマッピングは、[COM1]、[COM2]、[COM3]、[COM4]、および [なし] です。
parallelportmap
省略可。エミュレータのパラレル ポートを開発用コンピュータのパラレル ポートにマップします。有効な値は、[LPT1]、[LPT2]、および [なし] です。
network
省略可。エミュレータのイーサネット コントローラの有効/無効を指定します。このパラメータは、True に設定する必要があります。
メモ [コマンド ライン オプション ヘルプ] メッセージ ボックスに一覧表示される /Ethernet のその他の値は無視してください。Visual Studio .NET 2003 のスマート デバイス開発では、True 以外の値はサポートされていません。
emulator_id
省略可。エミュレータのグローバル一意識別子 (GUID) を指定します。Visual Studio .NET 2003 に含まれる有効な値は、Windows CE .NET エミュレータ用の {72485E59-CA63-491c-95CB-C45AE6D3BBA9} と、Pocket PC 2002 エミュレータ用の {DE425A95-FBB8-46CB-8DFD-89867130F732} です。
skinengine_file
省略可。エミュレータが使用するスキン エンジンのパスとファイル名を指定します。Visual Studio .NET 2003 のスマート デバイス プロジェクトに利用できるスキン エンジンは、製品に付属するエンジンのみです。

パス エラーを最小限に抑える方法

コマンドライン要素の絶対パスは長くなる傾向があります。たとえば、引数が 2 つのみ (オペレーティング システムとスキン) の場合でも、コマンドは次のようになります。


"c:\program files\microsoft visual studio .net2003
\compactframeworksdk\connectionmanager\bin\emulator"
/skin "c:\program files\microsoft visual studio .net
2003\compactframeworksdk\connectionmanager\bin\Images\
PocketPC\2002\1041\ppc2002.xml" /CEImage "c:\program files
\microsoft visual studio .net 2003\compactframeworksdk\
connectionmanager \bin\Images\PocketPC\2002
\1041\PPC2002.bin"

エミュレータの起動にいつもコマンド ラインを使用する場合は、以下に説明する方法で入力ミスを少なくすることができます。

  • コマンド ラインのテキストをバッチ ファイルに保存する。
  • パスの共通部分を、開発用コンピュータの [環境変数」の [パス] ステートメントに追加する。
  • 1 つまたは複数の仮想ドライブを SUBST コマンドで設定する。

以下の例では、説明をわかりやすくするために仮想ドライブを使用しています。次のコマンドで仮想ドライブ T を設定します。


c:\> SUBST T:"c:\program
                files\microsoft visual studio .net
 2003\compactframeworksdk\connectionmanager\bin"

例 1 : カスタム オペレーティング システムとスキン (/CEImage、/Skin)

次のコマンドを実行すると、WebPad オペレーティング システムと WebPad スキンを使用してエミュレータが起動されます。


T:\> Emulator /CEImage .\images\WindowsCE\WebPad\1041
 \wce4webpad.bin /Skin .\images\WindowsCE\WebPad
 \1041\WebPad.xml 

例 2 : ホスト キー (/hostkey)

次のコマンドを実行すると、Pocket PC 2002 オペレーティング システムと Pocket PC スキンを使用してエミュレータが起動され、右 CTRL キーがホスト キーに設定されます。この場合は、右 CTRL キーと F4 キーの組み合わせでエミュレータを終了することができます。


T:\> Emulator /CEImage .\images\PocketPC\2002\1041
 \PPC2002.bin /skin .\images\PocketPC\2002\1041
 \PPC2002.xml /hostkey 163

例 3 : 表示特性 (/Video)

次のコマンドを実行すると、WebPad オペレーティング システムを使用して、解像度 800 x 480 x 8 でエミュレータが起動されます。


T:\> Emulator /CEImage .\images\WindowsCE\WebPad\1041
 \wce4webpad.bin /Video 800x480x8

エミュレータへのファイルのコピー

エミュレータで稼動するアプリケーションでは、エミュレータにコピーして貼り付けたファイルは自動的には認識されません。エミュレータにコピーされたファイルがエミュレータで稼動するアプリケーションで認識されるようにするには、次のいずれかの方法を使用します。

  • ファイルをプロジェクトに組み込み、アプリケーション ファイルと一緒にダウンロードされるようにする。
  • 開発用コンピュータの共有フォルダを使用する。

ファイルをプロジェクトに組み込む

エミュレータにファイルをコピーする最も簡単な方法です。

ファイルをプロジェクトに組み込んでコピーするには

  1. ソリューション エクスプローラで <プロジェクト名> を右クリックし、[追加] をポイントして [既存項目の追加] をクリックします。
  2. [既存項目の追加] ダイアログ ボックスが表示されるので、プロジェクトに組み込むファイルをクリックします。
  3. ソリューション エクスプローラでファイルを右クリックし、[プロパティ] をクリックします。
  4. [プロパティ] ダイアログ ボックスが表示されるので、[ビルド アクション] を [コンテンツ] に設定します。

開発用コンピュータの共有フォルダを使用する

いずれの方向にも簡単にファイルをコピーできるように、開発用コンピュータの共有フォルダを使用する方法です。

Pocket PC エミュレータにファイルを コピーするには

  1. コピーするファイルを開発用コンピュータの共有フォルダに置きます。
  2. エミュレータの [スタート] ボタンをクリックし、[プログラム] をポイントします。次に、[ファイル エクスプローラ] をクリックします。
  3. エミュレータ画面の下部にある [ネットワーク共有] アイコンをクリックします。
  4. [開く] ダイアログ ボックスが表示されるので、使用しているコンピュータ名を入力して [OK] をクリックします。

    エミュレータを接続中であることを示すメッセージが表示されます。

    メモ 同じ名前のデバイスがネットワークに存在する旨のメッセージが表示される場合は、エミュレータのデバイス ID を変更する必要があります。エミュレータで [スタート] メニューの [設定] をクリックします。[システム] タブの [バージョン情報] をクリックします。[デバイス ID] タブでデバイス名を変更し、共有フォルダへの接続操作をもう一度実行します。
  5. [ネットワークへのログオン] ボックスにユーザー名、パスワード、およびドメイン名 (該当する場合) を入力し、[OK] をクリックします。
  6. 共有フォルダをクリックし、次の操作を実行します。
    • ファイル名をクリックし、マウス ボタンを押したままにします。
    • アニメーションが終わるとメニューが表示されるので、[コピー] をクリックします。

正しい Pocket PC フォルダにファイルを貼り付けるには

  1. エミュレータ画面の下部にある [マイ デバイス] アイコンをクリックします。
  2. エミュレータ上のコピー先フォルダをクリックします。
  3. [編集] メニューの [貼り付け] をクリックします。

    ファイルがフォルダ内に表示されます。

Windows CE エミュレータにファイルをコピーするには

  1. コピーするファイルを開発用コンピュータの共有フォルダに置きます。
  2. Windows CE エミュレータの [スタート] ボタンをクリックし、[プログラム] をポイントします。次に、[エクスプローラ] をクリックします。
  3. [アドレス] ボックスに、共有アドレス (\\myshare\files など) を入力します。
  4. ログオンが必要な場合は、ユーザー名、パスワード、およびドメイン名 (該当する場合) を入力します。
  5. コピーするファイルをクリックします。
  6. [編集] メニューの [コピー] をクリックします。

正しい Windows CE フォルダにファイルを貼り付けるには

  1. エクスプローラでコピー先フォルダを選択します。
  2. [編集] メニューの [貼り付け] をクリックします。

    ファイルがフォルダ内に表示されます。

エミュレータのインターネット接続の設定

エミュレータをインターネットに接続するには、エミュレータを正しく設定する必要があります。設定手順は、エミュレータのバージョン (たとえば、Pocket PC 2000 と Windows Mobile 2003 ベースの Pocket PC) や、インターネット接続にプロキシ サーバーを使用するかどうかによって異なります。

エミュレータ名が一意かどうかの確認

設定手順を開始する前に、エミュレータにネットワーク上で一意の名前が割り当てられていることを確認します。

エミュレータ名が一意かどうかを確認するには

  1. エミュレータで [スタート] ボタンをクリックし、[設定] をクリックします。次に、[システム] タブをクリックし、[バージョン情報] をクリックして、[デバイス ID] をクリックします。
  2. ネットワーク上の他のデバイス名と競合しないように、デバイス名を一意の値に変更します。

プロキシ サーバー経由の接続の設定

インターネットへの接続にプロキシ サーバーを使用している場合は、そのプロキシ サーバーを使用するようにエミュレータを設定します。手順は次のとおりです。

Windows Mobile 2003 ベースの Pocket PC エミュレータの接続を設定するには

  1. エミュレータで [スタート] ボタンをクリックし、[設定] をクリックします。次に、[接続] タブをクリックし、[接続] アイコンをクリックします。
  2. [設定] タブをクリックし、[プロキシサーバーの設定] を選択します。
  3. [このネットワークをインターネットに接続する] と [プロキシ サーバーを使用してインターネットに接続する] チェック ボックスをオンにします。
  4. [プロキシ サーバー] にプロキシ サーバー名を入力します。

Pocket PC 2002 または Pocket PC 2000 の接続を設定するには

  1. エミュレータで [スタート] ボタンをクリックし、[設定] をクリックします。次に、[接続] タブをクリックし、[接続] アイコンをクリックします。
  2. [ネットワーク カードの接続先] で [社内ネットワーク] を選択します。
  3. [必要に応じて、これらの設定を使用してインターネットへ自動的に接続します] で [変更] をクリックし、[プロキシの設定] タブをクリックします。
  4. [このネットワークをインターネットへ接続する] と [プロキシ サーバーを使用してインターネットへ接続する] チェック ボックスをオンにします。
  5. [プロキシ サーバー] にプロキシ サーバー名を入力します。

プロキシ サーバーを使用しない接続の設定

インターネットへの接続にプロキシ サーバーを使用しない場合は、インターネットに接続する際にエミュレータで使用するデバイスと IP アドレスを指定します。手順は次のとおりです。

Windows Mobile 2003 ベースの Pocket PC エミュレータでプロキシ サーバーを使用しない接続を設定するには

  1. エミュレータで [スタート] ボタンをクリックし、[設定] をクリックします。次に、[接続] タブをクリックし、[接続] アイコンをクリックします。
  2. [詳細設定] タブをクリックし、[ネットワーク カード] をクリックします。
  3. [DC21X4 イーサネット ドライバ] をダブルクリックします。
  4. [指定した IP アドレスを使用する] をクリックし、[IP アドレス] ボックスに「192.168.0.2」を、[サブネット マスク] ボックスに「255.255.255.0」を入力します。

Pocket PC 2002 または Pocket PC 2000 をプロキシ サーバーなしで設定するには

  1. エミュレータで [スタート] ボタンをクリックし、[設定] をクリックします。次に、[接続] タブをクリックし、[ネットワーク アダプタ] をクリックします。
  2. [セットアップされているアダプタ] の一覧で [DC21X4 Ethernet Driver] をクリックし、[プロパティ] をクリックします。
  3. [指定した IP アドレスを使用する] をクリックし、[IP アドレス] ボックスに「192.168.0.2」を、[サブネット マスク] ボックスに「255.255.255.0」を入力します。

トラブルシューティング

テスト中にいくつかの問題が判明しています。最もよく発生するのは、開発用コンピュータとエミュレータの間の接続に関する問題です。

接続に関する問題

テストで判明した接続に関する問題の大半は、次の原因によるものです。

  • ファイルの同期が取れていない (Visual Studio や Smart Device Extension の以前のリリースが正しく削除されていない)。
  • 共有違反が発生している (配置しようとしたアプリケーションが既に稼動している)。
  • 開発用コンピュータのネットワーク接続が設定されていない。
  • エミュレータ名が他のデバイスの名前と重複している。
  • eMbedded Visual C++ 4.0 エミュレータの稼動中はエミュレータが起動しない。

エミュレータ ファイルの同期が取れていない

スマート デバイス プログラマビリティの以前のバージョンや Visual Studio .NET のベータ バージョンをインストールした後に削除した開発用コンピュータでは、接続障害が発生することがあります。以下のエラー メッセージが表示されます。

  • Cannot establish a connection.Be sure the device is physically connected to the development computer.
  • One or more files from Emulator for Windows CE installation are missing.Reinstall Emulator for Windows CE and try again.

この問題を解決する最も効果的な方法は、スマート デバイス プログラマビリティを次の手順で削除して再インストールすることです。

スマート デバイス プログラマビリティを削除するには

  1. [コントロール パネル] ウィンドウを開き、[プログラムの追加と削除] をクリックします。
  2. インストールされているプログラムの中から Microsoft Visual Studio .NET を選択し、[変更と削除] をクリックします。
  3. Visual Studio .NET セットアップ ウィザードで、[Visual Studio .NET] をクリックします。.
  4. Visual Studio .NET の [メンテナンス] ページで、[機能の追加と削除] をクリックします。
  5. Visual Studio .NET の [オプション] ページで、Visual Basic .NET または Visual C# .NET の下にある [スマート デバイス プログラマビリティ] チェック ボックスをオフにします。
  6. [今すぐ更新] をクリックして、開発用コンピュータを再起動します。

スマート デバイス プログラマビリティを再インストールするには

  1. 前述の手順をもう一度実行し、Visual Studio .NET の [オプション] ページを表示します。
  2. Visual Basic .NET および Visual C# .NET の下にある [スマート デバイス プログラマビリティ] チェック ボックスをオンにします。
  3. [今すぐ更新] をクリックします。

共有違反が発生している

[出力] ウィンドウに "出力ファイル <projectname.exe>に書き込めませんでした - 共有違反です。" というメッセージが表示される場合は、配置しようとしているアプリケーションがエミュレータによって既に実行されている可能性があります。特に Pocket PC プロジェクトでは、アプリケーション ウィンドウで [スマート 最小化] (X) ボタンをクリックした場合にアプリケーションが終了されずバックグラウンドに送られるため、この状況が発生しやすくなります。

次の手順に従って、エミュレータで既にアプリケーションが実行されているかどうかを調べ、実行されている場合は終了してください。

エミュレータでアプリケーションが実行されているかどうかを調べるには

  • エミュレータで [スタート] メニューの [設定] をクリックし、[システム] をクリックします。次に、[メモリ] をクリックし、[実行中のプログラム] をクリックします。

    アプリケーションを終了する場合は、このウィンドウから実行できます。

エミュレータで実行中のアプリケーションを終了するには (いずれかを実行)

  • デバッガを実行している場合は、これを終了します。
  • 状態を保存しないで、エミュレータを終了します。
  • エミュレータで [スタート] メニューの [設定] をクリックし、[システム] をクリックします。次に、[メモリ] をクリックし、[実行中のプログラム] をクリックして、[終了] (または [すべて終了]) をクリックします。
  • エミュレータのソフト リセットまたはハード リセットを実行します。.

もう 1 つの方法は、[スマート 最小化] コントロールを、実際にアプリケーションを終了する [OK] コントロールに置き換えることです。具体的には、フォームの [MinimizeBox] プロパティを False に設定します。

開発用コンピュータのネットワーク接続が設定されていない

TCP/IP トランスポート経由でエミュレータを配置するには、開発用コンピュータに少なくとも 1 つの仮想ネットワーク環境が必要です。開発用コンピュータからネットワークにアクセスできない場合は、Microsoft Loopback Adapter をインストールして仮想ネットワーク環境を利用できます。アダプタをインストールする手順は MSDN ライブラリで参照できます (MSDN ヘルプ インデックスで "loopback adapter" を検索してください)。その内容をここに転載します。

Microsoft Windows XP で Microsoft Loopback Adapter を インストールするには

  1. [コントロール パネル] ウィンドウを開き、[ハードウェアの追加] をダブルクリックし、[次へ] をクリックします。
  2. [はい、ハードウェアを接続しています] を選択し、[次へ] をクリックします。
  3. [インストールされているハードウェア] 一覧から、[新しいハードウェア デバイスの追加] を選択し、[次へ] をクリックします。
  4. [一覧から選択したハードウェアをインストールする (詳細)] を選択し、[次へ] をクリックします。
  5. [共通ハードウェアの種類] 一覧から、[ネットワーク アダプタ] を選択し、[次へ] をクリックします。
  6. [製造元] 一覧から、[Microsoft] を選択します。
  7. [ネットワーク アダプタ] 一覧から、[Microsoft Loopback Adapter] を選択し、[次へ] をクリックします。
  8. [次へ] をクリックし、[完了] をクリックします。

Microsoft Windows 2000 で Microsoft Loopback Adapter を インストールするには

  1. [コントロール パネル] ウィンドウを開き、[ハードウェアの追加と削除] をダブルクリックし、[次へ] をクリックします。
  2. [デバイスの追加/トラブルシューティング] を選択し、[次へ] をクリックします。
  3. [デバイス] 一覧から [新しいデバイスの追加] を選択し、[次へ] をクリックします。
  4. [いいえ、一覧からハードウェアを選択します] を選択し、[次へ] をクリックします。
  5. [ハードウェアの種類] 一覧から [ネットワーク アダプタ] を選択し、[次へ] をクリックします。
  6. [製造元] 一覧から [Microsoft] を選択します。
  7. [ネットワーク アダプタ] 一覧から [Microsoft Loopback Adapter] を選択し、[次へ] をクリックします。
  8. [次へ] をクリックし、[完了] をクリックします。

エミュレータ名が他のデバイスの名前と重複している

この問題は、開発用コンピュータの共有フォルダにエミュレータを接続しようとした場合などに発生します (詳細については、前の「エミュレータへのファイルのコピー」を参照してください)。"同じ名前のデバイス名がネットワークに既に存在します。" というメッセージが表示される場合は、エミュレータのデバイス名を変更する必要があります。

Pocket PC エミュレータの名前を変更するには

  1. エミュレータで [スタート] メニューの [設定] をクリックし、[システム] をクリックします。次に、[バージョン情報] をクリックし、[デバイス ID] をクリックします。
  2. [デバイス名] ボックスに一意の名前を入力します。

Windows CE エミュレータの名前を変更するには

  1. [マイ コンピュータ] を右クリックし、[プロパティ] をクリックします。
  2. [システムのプロパティ] ダイアログ ボックスで、[デバイス名] をクリックします。
  3. [デバイス名] ボックスに一意の名前を入力します。

eMbedded Visual C++ 4.0 エミュレータの稼動中はエミュレータが起動しない

スマート デバイス エミュレータを Visual Studio .NET 2003 から起動するとき、Microsoft eMbedded Visual C++ 4.0 (eVC4) エミュレータが同じ開発用コンピュータで稼動していると、"Error: Cannot establish a connection. Be sure the device is physically connected to the development computer." というメッセージが表示されます。

これを回避するには、スマート デバイス エミュレータを起動する前に eVC4 を終了します。

その他の問題

このリリースのエミュレータのテスト段階で判明した問題の大半は、接続に関するものです (前の「接続に関する問題」を参照してください)。その他には以下のような問題が確認されています。

エミュレータと物理デバイスの同時デバッグがサポートされていない

複数のスマート デバイス プロジェクトの同時デバッグは、デバッグ対象のプロジェクトがすべてエミュレータ上にあるか、またはすべて物理デバイス上にある場合にサポートされます。

あるプロジェクトがエミュレータに配置され、別のプロジェクトが物理デバイスに配置されているマルチプロジェクト ソリューションをデバッグしようとすると、"デバッグを中止しますか? " というメッセージが表示されます。

複数の Visual Studio 環境インスタンスからのデバッグがサポートされていない

すべての Visual Studio デバッガを終了してから、エミュレータで実行中のアプリケーションをデバッグしてください。

Windows のシャットダウンが取り消される

エミュレータの稼動中に Windows オペレーティング システムをシャットダウンしようとすると、Windows のシャットダウン プロセスで予期しない結果が発生します。

エミュレータの [シャットダウン] ダイアログ ボックスで [OK] (エミュレータは終了) または [キャンセル] (エミュレータは続行) をクリックすると、Windows オペレーティング システムの終了プロセスが取り消されます。

Visual Studio が DBCS 文字を含むパスにインストールされているとエミュレータが起動しない

2 バイト文字セット (DBCS) 文字列を含むパスに Visual Studio .NET 2003 をインストールすると、エミュレータで OS イメージまたはスキンのロード エラーが発生することがあります。

OS のロケール設定を DBCS 文字セットに対応する値に変更する対処方法が考えられますが、この方法は万全ではなく、特にスキンのロードは失敗することがあります。この問題は既に確認されています。

エミュレータが VMware 上で動作しない

Visual Studio .NET 2003 では、VMware™ セッションでのエミュレータの実行はサポートしていません。

配置が停止する

エミュレータへのプロジェクトの配置中に Visual Studio の [ツール] メニューから [オプション] ダイアログ ボックスを開くと、配置が停止されます。この問題は既に確認されています。

回復できないプロセッサ エラーが発生する

エミュレータの状態を保存してから [ソフト リセット] をクリックすると、"回復不能なプロセッサのエラーが発生しました。PC は今すぐリセットされます。" というメッセージが表示されます。

そのダイアログ ボックスで [リセット] または [シャットダウン] をクリックすると、保存した状態が失われます。この問題は既に確認されています。

エミュレータの起動に時間がかかる

エミュレータの起動はエミュレータ イメージの起動と Microsoft Windows .NET Compact Framework のダウンロードを伴うため、性能の低い開発用コンピュータでは時間がかかり、接続マネージャがタイムアウトすることがあります。

この問題は、事前に Visual Studio の [ツール] メニューで [デバイスに接続] をクリックし、(プロジェクトをダウンロードせずに) エミュレータを開始しておくと回避できます。

メモ この方法でエミュレータを起動した後にアプリケーションを配置しようとすると、1 回目は失敗します。理由は明らかではありません。この問題は既に確認されています。配置操作をもう一度実行すると、正常に終了します。

同じセッションで続いてエミュレータを起動する場合は、[エミュレータをオフにします。] ではなく [エミュレータの状態を保存します。] をクリックしてエミュレータを終了すると、起動時間を短縮できます。

エミュレータの画面が黒で表示され、エミュレータが起動しない

この状態は、エミュレータが使用する COM ポートが、Microsoft ActiveSync やその他の実行中のアプリケーションで使用されている場合に発生します。

これを回避するには、すべての COM ポート マッピングを削除するか、ActiveSync やその他のアプリケーションが使用していないポートにマッピングを変更する必要があります。COM ポート マッピングの詳細については、前の「構成設定」を参照してください。

デバイスをクレードルに入れているとデバッガが機能しない

エミュレータ上で動作するイメージを使用しているかどうか、そして、そのイメージ内に Compact Framework があるかどうかを確認してください。この条件に該当する場合は、デバイスの次のレジストリ キーも定義する必要があります。


HKLM\SOFTWARE\Microsoft\.NETCompactFramework\Managed Debugger
REG_DWORD "DefaultPort"=4000 (10進)

まとめ

この文書の情報は、Visual Studio .NET 2003 のドキュメントに記載されている情報を補足するためのものです。エミュレータに関する基本情報は、前述のように Visual Studio でエミュレータを開き、エミュレータの [ヘルプ] メニューの [Windows CE 用エミュレータ ヘルプ] をクリックすると参照できます。

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