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AWE メモリの管理

Microsoft® SQL Server™ 2000 では、Microsoft Windows® 2000 Address Windowing Extensions (AWE) の API を使用して、きわめて大きいメモリ サイズをサポートします。SQL Server 2000 では、Windows 2000 Advanced Server または Windows 2000 Datacenter Server で可能な限りのメモリを使用できます。AWE API の詳細については、MSDN® Online Microsoft Web サイトで「awe memory」を検索してみてください。

  この機能は、SQL Server 2000 Enterprise Edition および Developer Edition だけで利用できます。

AWE メモリの使用

AWE メモリを使用するには、Windows 2000 lock pages in memory 特権が割り当てられている Windows 2000 アカウントで SQL Server 2000 データベース エンジンを実行する必要があります。

セットアップ ガイドの実行時には、MSSQLServer サービス アカウントに Lock Page in Memory オプションを使用する権限が自動的に与えられます。sqlservr.exe を使用してコマンド プロンプトから SQL Server 2000 のインスタンスを起動する場合は、Windows 2000 のグループ ポリシー ユーティリティ (gpedit.msc) を使用してユーザーのアカウントにこの権限を手動で割り当てる必要があります。そうでない場合、SQL Server ではサービスとして実行されていないときに AWE メモリを使用できません。

Lock Page in Memory オプションを有効にするには

Windows

SQL Server 2000 のインスタンスで AWE メモリを使用できるようにするには、sp_configure オプションを awe enabled に設定します。オプションを設定したら、SQL Server を再起動して AWE をアクティブにします。この AWE オプションは SQL Server の起動時に有効になり、シャットダウンまでは有効のままなので、awe enabled が使用されているときには、アドレスウィンドウ化エクステンション (AWE) が有効になっていることを示すメッセージを SQL Server のエラー ログに送信することでその旨がユーザーに通知されます。awe enabled 環境設定オプションの詳細については、「awe enabled オプション」を参照してください。

AWE メモリの使い方の詳細については、Windows 2000 のマニュアルを参照してください。

AWE メモリとシステム リソース

AWE メモリを有効にすると、SQL Server 2000 のインスタンスではアドレス空間のサイズが動的に管理されません。したがって、AWE メモリを有効にして SQL Server 2000 のインスタンスを起動する場合は、次のいずれかが行われます。

  • sp_configure max server memory が設定されていて、コンピュータ上に少なくとも 3 GB の空きメモリがある場合、max server memory で指定された量のメモリがインスタンスによって確保されます。コンピュータ上の利用可能なメモリが max server memory に満たないが、3 GB を超える場合、利用可能なメモリのほぼすべてがインスタンスによって確保され、最大で 128 MB のメモリが空きメモリとして残されます。

  • max server memory が設定されておらず、コンピュータ上に少なくとも 3 GB の空きメモリがある場合、利用可能なメモリのほぼすべてがインスタンスによって確保され、最大で 128 MB のメモリが空きメモリとして残されます。

  • コンピュータ上の空きメモリの量が 3 GB に満たない場合、メモリは動的に割り当てられ、awe enabled のパラメータ設定に関係なく、SQL Server は非 AWE モードで実行されます。
メモリ使用量の評価

AWE を使用する SQL Server 2000 のインスタンスのメモリ プールは、ページ ファイルにスワップアウトできません。追加物理メモリを使用する必要がある場合、Windows 2000 はほかのアプリケーションをスワップアウトしなければなりません。それは、ほかのアプリケーションのパフォーマンスを低下させる可能性があります。

したがって、コンピュータ上で動作しているほかのアプリケーションの仮想メモリに対する要求を満たすために、SQL Server のすべてのインスタンスで使用される量以外に十分な量のメモリを用意しておく必要があります。

システム モニタ (Microsoft Windows NT® 4.0 のパフォーマンス モニタ) を使用すると、SQL Server のメモリ使用量と利用可能なメモリ量に関する情報を取得できます。タスク マネージャでは、AWE について正確なメモリ使用状況は提供されません。したがって、sqlservr.exe に対して見積もられたメモリ量は正しくありません。SQL Server の正確なメモリ使用量を取得するには、システム モニタを通じてアクティブ化される Total Server Memory (KB) パフォーマンス カウンタを使用するか、または sysperfinfo からメモリ使用量を選択できます。詳細については、「メモリ使用率の監視」を参照してください。

複数のインスタンスの実行

同じコンピュータで SQL Server 2000 の複数のインスタンスを実行し、各インスタンスで AWE メモリを使用する場合は、次の事項を守ってください。

  • 各インスタンスで max server memory が設定されている。

  • すべてのインスタンスの max server memory 値の合計が、コンピュータの物理メモリ量未満である。

    設定の合計がコンピュータの物理メモリ量を上回ると、一部のインスタンスで、起動しないか、または max server memory で指定した値よりもメモリが少ないという問題が発生します。たとえば、コンピュータに 16 GB の物理 RAM があり、そのコンピュータ上で SQL Server 2000 の 3 つのインスタンスが実行されるとします。さらに、max server memory は各インスタンスで 8 GB に設定されます。3 つすべてのインスタンスを停止して、再起動すると、次のようになります。

    • 最初のインスタンスは、8 GB のメモリで起動します。

    • 2 番目のインスタンスは起動しますが、メモリは 8 GB よりわずかに少なくなり、最大で 128 MB 少なくなります。

    • 3 番目のインスタンスは動的メモリ モードで起動し、メモリは最大で 128 MB までしか使用できません。
Windows 2000 の使用上の注意

Windows 2000 で AWE メモリを設定する前に、次の点を考慮してください。

  • Windows 2000 Advanced Server または Windows 2000 Datacenter Server で 4 GB を超える物理メモリをサポートするには、boot.ini ファイルに /pae パラメータを追加する必要があります。

  • Windows 2000 Advanced Server および Windows 2000 Datacenter Server で 3 GB の仮想アドレス空間をサポートするには、boot.ini ファイルに /3gb パラメータを追加する必要があります。その結果、ユーザー アプリケーションでは 3 GB の仮想メモリをアドレス指定でき、1 GB の仮想メモリがオペレーティング システム用に確保されます。

    ただし、コンピュータ上に 16 GB を超える利用可能な物理メモリがある場合、Windows 2000 ではシステム用に 2 GB の仮想メモリ アドレス空間が必要になるため、サポートできる仮想アドレス空間は 2 GB のみになります。

    AWE で 16 GB を超えるメモリ範囲を使用できるようにするには、boot.ini ファイルに /3gb パラメータが存在しないようにする必要があります。存在する場合、Windows 2000 では 16 GB を超えるメモリをアドレス指定できません。32 GB のシステムで SQL Server AWE メモリを割り当てると、Windows NT 2000 では AWE を管理するために少なくとも 1 GB のメモリが必要になります。このため、AWE を有効にして SQL Server のインスタンスを起動するときには、既定の max server memory 設定を使用せず、31 GB 以下に制限することをお勧めします。

詳細については、「」を参照してください。

フェールオーバー クラスタリングの使用

SQL Server 2000 のフェールオーバー クラスタリングと AWE メモリを使用する場合は、すべてのインスタンスの max server memory 設定の合計値が、フェールオーバー クラスタ内の各サーバーの利用可能な物理 RAM の最小サイズ以下であることを確認します。フェールオーバー先のノードの物理メモリ量がフェールオーバー前のノードよりも少ない場合、その SQL Server 2000 のインスタンスは起動に失敗するか、または元のノードよりも少ないメモリで起動する可能性があります。

関連項目

SQL Server: Buffer Manager オブジェクト

フェールオーバー クラスタリング

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