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History (コマンド ライン)

ファイルまたはプロジェクトの履歴を表示します。

構文

ss History <Visual SourceSafe 項目名> [-B] [-D] [-F-] [-H] [-I-] [-L] [-N] [-O] [-R] [-U[<ユーザー名>]] [-V] [-Y] [-#] [-?]

ファイル TEST.C の履歴を表示する場合。

ss History TEST.C

プロジェクト $/WORD の履歴を表示する場合。

ss History $/WORD

カレント プロジェクト、またはファイル TEST.C の履歴情報の最新 3 項目を表示する場合。

ss history . -#3
ss history TEST.C -#3

次の表は、このコマンドで使用できるコマンド ライン オプションの一覧です。

オプション 説明
-O 結果情報の出力方法を、画面単位またはリダイレクトに指定します。
-V 履歴を表示するバージョンの範囲を指定します。
-R 指定したプロジェクト以下の全階層のすべての項目の履歴を表示します。
-L ラベルが付加されているバージョンの履歴のみを表示します。
-F- プロジェクトの履歴のみを表示し、ファイルの履歴は表示しないようにします。
-B 履歴を簡略形式で表示します。
-U 指定したユーザーによる変更履歴のみを表示します。
-D 各バージョンの変更部分を表示します。
-#<#> 表示する履歴の項目数を指定します。
-I- ユーザーへの入力要求が一切行われないようにします。
-N 長いファイル名または短いファイル名のどちらを使用するかを指定します。
-Y ユーザー名を指定します。同時にパスワードも指定できます。
-?、-H このコマンドについてのオンライン ヘルプを表示します。

権限

このコマンドを使用するには、読み取りの権限が必要です。

解説

History コマンドでは、実行時にさまざまなオプションを指定して、履歴の表示形式をカスタマイズできます。たとえば、-L オプションを指定すると、ラベルが設定されているバージョンの履歴のみが表示されます。ラベルが設定されているバージョンは重要なバージョンであることが多いので、-L オプションは履歴の概要の把握に便利です。

-B オプションを指定すると、各バージョンの履歴が簡略化されて 1 行で表示されます。

-U オプションでユーザー名を指定すると、そのユーザーによる変更履歴のみが表示されます。ユーザー名を省略すると、カレント ユーザーによる変更履歴が表示されます。

-D オプションを指定すると、各バージョンの変更部分が表示されます。

-V オプションでは、履歴を表示するバージョンの範囲を指定できます。たとえば、-V5 と指定すると、バージョン 5 からバージョン 1 までの履歴が表示されます。範囲の始まりと終わりの両方を指定するにはティルダ記号 (~) を使用します。たとえば、バージョン 5、4、3 の履歴を表示するには、-V5~3 と指定します。範囲指定するときは、バージョン番号の大きい方を先にします。

-R オプションを指定すると、指定したプロジェクト以下の全階層に存在するすべてのサブプロジェクトとファイルの履歴が表示されます。

オプションを指定しないと、指定したプロジェクト内のすべてのファイルの履歴は表示されますが、そのプロジェクトのサブプロジェクトの履歴は表示されません。

参照

コマンド ライン コマンドおよびオプション | -I コマンド ライン オプション | -N コマンド ライン オプション | -O コマンド ライン オプション | -R コマンド ライン オプション | -V コマンド ライン オプション | -Y コマンド ライン オプション | [履歴の表示] コマンド ([ツール] メニュー) | Visual SourceSafe コマンド ラインの利用