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Locate (コマンド ライン)

Visual SourceSafe プロジェクトからファイル名またはプロジェクト名を検索します。コマンド ラインのみで実行できます。Visual SourceSafe エクスプローラで [検索] の [ワイルドカード検索] コマンドを使っても同じです。

構文

ss Locate <ファイル名> [-H] [-I-] [-N] [-O] [-Y] [-?]

ファイル TEST.C を検索する場合。

ss Locate TEST.C

ワイルドカードを使用した検索条件 "*.old" を満たすファイルすべてを検索する場合。

ss Locate *.OLD

次の表は、このコマンドで使用できるコマンド ライン オプションの一覧です。

オプション 説明
-O 結果情報の出力方法を、画面単位またはリダイレクトに指定します。
-I- ユーザーへの入力要求が一切行われないようにします。
-N 長いファイル名または短いファイル名のどちらを使用するかを指定します。
-Y ユーザー名を指定します。同時にパスワードも指定できます。
-?、-H このコマンドについてのオンライン ヘルプを表示します。

権限

読み取りの権限を持っていないプロジェクトの中にあるファイルとサブプロジェクトは検索の対象から外されます。

解説

Locate コマンドを実行すると、指定したファイル名が Visual SourceSafe データベース内のすべてのプロジェクトとサブプロジェクトを対象に検索され、該当するすべてのファイルのプロジェクト パスが一覧表示されます。この検索結果は、Links コマンドの実行結果と多くの点で共通しています。たとえば、ファイル TEST.C が複数のプロジェクトで共有されている場合、どちらのコマンドを使用しても、ファイル TEST.C が存在するプロジェクトが一覧表示されます。ただし、共有ファイル以外にも TEST.C という名前のファイルが存在すると、実行結果は異なります。Locate コマンドでは、共有ファイル以外のファイルが存在するプロジェクトも検出されますが、Links コマンドでは無視されます。

また、Links コマンドを実行するには、対象ファイルを共有しているプロジェクトを少なくとも 1 つ特定する必要がありますが、Locate コマンドではプロジェクトのパスを指定する必要はありません。

参照

コマンド ライン コマンドおよびオプション | -I コマンド ライン オプション | -N コマンド ライン オプション | -O コマンド ライン オプション | -Y コマンド ライン オプション | [リンク] タブ (ファイルのプロパティ ダイアログ ボックス) | ファイル内の検索 | Visual SourceSafe コマンド ラインの利用