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Azure コンテンツ配信ネットワーク (CDN) の概要

更新日: 2013年7月

Azure コンテンツ配信ネットワーク (CDN) では、クラウド サービスで使用される Azure BLOB と静的コンテンツを戦略的に配置された場所にキャッシュし、ユーザーへのコンテンツ配信用に最大帯域幅を使用できます。

既存の CDN 顧客の場合は、Microsoft Azure 管理ポータルを使用して CDN エンドポイントを管理できます。

noteメモ
CDN には、Azure ストレージまたは Azure クラウド サービスからの別個の課金プランがあります。

CDN は、世界中にある物理ノードでコンテンツをキャッシュすることにより、高帯域幅コンテンツを配信するためのグローバル ソリューションを開発者に提供します。CDN ノードの場所に関する最新の一覧については、「Azure コンテンツ配信ネットワーク (CDN) ノードの場所」を参照してください。

CDN を使用して Azure データをキャッシュする利点は次のとおりです。

  • エンド ユーザーのためのパフォーマンスとユーザー操作の向上。エンド ユーザーはコンテンツ ソースから大きく離れた場所で作業しており、コンテンツを読み込むために多くの "インターネット トリップ" が必要となるアプリケーションを使用します。

  • 配信の範囲が大規模で、製品発売イベントの開始時など、瞬時に発生する高い負荷を適切に処理します。

noteメモ
CDN エンドポイントを作成または有効にした場合、世界中に反映されるまで最大 60 分かかることがあります。

オブジェクトに対する要求が CDN に対して最初に行われると、そのオブジェクトは BLOB サービスまたはクラウド サービスから直接取得され、読み取られます。CDN 構文を使用して要求が行われると、その要求は、要求が行われた場所に最も近い CDN エンドポイントにリダイレクトされ、オブジェクトへアクセスできるようになります。そのエンドポイントにオブジェクトがない場合は、サービスからオブジェクトが取得され、エンドポイントでキャッシュされます。この場合、キャッシュされたオブジェクトに対して有効期限の設定が維持されます。

Azure ストレージ アカウントに対して CDN を有効にすると、パブリック コンテナー内にあり、匿名アクセスで利用できる BLOB は、CDN を使用してキャッシュされます。Azure CDN では、公開されている BLOB だけをキャッシュできます。BLOB を匿名アクセスで利用できるように公開するには、コンテナーをパブリックとして設定する必要があります。このように設定すると、そのコンテナー内のすべての BLOB が匿名読み取りアクセスで利用できます。コンテナー データをパブリックにすることもできます。また、コンテナー内の BLOB にのみアクセスするように制限することもできます。コンテナーと BLOB に対するアクセス制御の管理については、「コンテナーと BLOB へのアクセスの制限」を参照してください。

最適なパフォーマンスを得るには、サイズが 10 GB 未満の BLOB を配信する際に CDN エッジ キャッシュを使用します。

ストレージ アカウントに対して CDN アクセスを有効にすると、Management Portalによって CDN のドメイン名が提供されます。ドメイン名の形式は次のとおりです。http://<識別子>.vo.msecnd.net/このドメイン名を使用して、パブリック コンテナー内の BLOB にアクセスできます。たとえば、music というストレージ アカウントに myaccount というパブリック コンテナーがある場合、ユーザーはそのコンテナー内にある BLOB に、次の 2 つの URL のどちらかを使用してアクセスできます。

  • Azure の BLOB サービスの URL: http://myaccount.blob.core.windows.net/music/

  • Azure CDN の URL: http://<identifier>.vo.msecnd.net/music/

Azure クラウド サービスに用意されている CDN にオブジェクトをキャッシュすることができます。

クラウド サービスのキャッシュには、次の制約があります。

  • 静的コンテンツのみキャッシュするには CDN を使用する必要があります。

    Warning警告
    頻繁に変更されるコンテンツや動的コンテンツをキャッシュすると、パフォーマンスの悪影響やコンテンツの問題が発生し、コストが増加する可能性があります。

  • 使用するクラウド サービスは、運用環境にデプロイする必要があります。

  • クラウド サービスは、HTTP を使用してポート 80 でオブジェクトを提供する必要があります。

  • クラウド サービスは、キャッシュされるコンテンツをクラウド サービスの /cdn フォルダーに配置する必要があります (このフォルダーからコンテンツが配信されます)。

クラウド サービスで CDN アクセスを有効にすると、Management Portalによって CDN のドメイン名が提供されます。ドメイン名の形式は次のとおりです。http://<識別子>.vo.msecnd.net/このドメイン名を使用して、クラウド サービスからオブジェクトを取得することができます。たとえば、myHostedService というクラウド サービスがあり、コンテンツを配信する music.aspx が ASP.NET Web ページで呼び出された場合、ユーザーは次の 2 つの URL のどちらかを使用してオブジェクトにアクセスできます。

  • Windows Azure クラウド サービスの URL: http://myHostedService.cloudapp.net/cdn/music.aspx

  • Windows Azure CDN の URL: http://<identifier>.vo.msecnd.net/music.aspx

クエリ文字列を使用して、クラウド サービスから取得されたオブジェクトを識別できます。たとえば、クラウド サービスで可変のチャートが表示される場合、クエリ文字列を渡して特定の必要なチャートを取得できます。例:

http://<identifier>.vo.msecnd.net/chart.aspx?item=1

noteメモ
クエリ文字列は文字列リテラルとして渡されます。サービスが 2 つのパラメーター (?area=2&item=1 など) を受け取り、サービスの後続の呼び出しで ?item=1&area=2 を使用する場合、同じオブジェクトの 2 つのコピーがキャッシュされます。

クエリ文字列は、BLOB コンテンツに対しては無視されます。これは特に、プライベート コンテナーへの CDN アクセスを有効にする際には、共有アクセス文字列を使用できないことを意味します。CDN でクエリ文字列を有効にする方法の詳細については、「Azure 用にコンテンツ配信ネットワーク (CDN) を有効にする方法」と「Azure コンテンツ配信ネットワークのベスト プラクティス」を参照してください。

Azure では、HTTPS 呼び出しを使用して CDN からコンテンツを取得できます。これにより、CDN でキャッシュされたコンテンツをセキュリティで保護された Web ページに組み込むことができます。このとき、セキュリティ コンテンツの種類が混在していることに関する警告は表示されません。

HTTPS を使用した CDN コンテンツへのアクセスには次の制約があります。

  • CDN によって提供される証明書を使用する必要があります。サード パーティの証明書はサポートされていません。

  • コンテンツにアクセスするには、CDN ドメインを使用する必要があります。カスタム ドメイン名 (CNAME) では HTTPS のサポートを利用できません。これは、現時点では CDN がカスタム証明書をサポートしていないためです。

  • HTTPS は、CDN からクライアントに対してのみ使用できます。CDN からコンテンツ プロバイダー (ストレージ アカウントまたはクラウド サービス) への要求は、HTTP を使用して実行することもできます。

HTTPS が有効になっていても、HTTP と HTTPS の両方で CDN からのコンテンツを取得できます。

CDN のコンテンツに対する HTTPS の有効化の詳細については、「Azure 用にコンテンツ配信ネットワーク (CDN) を有効にする方法」を参照してください。

CDN の HTTP エンドポイントをカスタム ドメイン名にマップし、その名前を使用して CDN のオブジェクトを要求することができます。

カスタム ドメインのマッピングの詳細については、「コンテンツ配信ネットワーク (CDN) コンテンツをカスタム ドメインにマッピングする方法」を参照してください。

関連項目

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