このバージョンの DirectX SDK には、次の新しい機能、ツール、およびドキュメントが含まれています。 Direct3D 11 RTMAugust 2009 DirectX SDK には、Direct3D 11、DXGI 1.1、Direct2D、および DirectWrite の DirectX 開発者リソースの最初の公式リリースが収録されています。開発者は、Windows 7 および Windows Vista で DirectX 11 のすべてのソフトウェアおよびハードウェア機能を利用できる Direct3D 11 のアプリケーションとゲームを公開し、配布できるようになりました。 Direct3D 11 ランタイムを取得するには、Windows 7 の RTM バージョンを取得するか、KB 971644 に記載された手順に従ってください。詳細については、「ゲーム開発者のための Direct3D 11 の展開」を参照してください。 ヘッダー、インポート ライブラリ、およびシンボル ファイル (.pdb ファイル) から、ベータであることを示す "_beta" サフィックスが外されました。現在は RTM バージョンのランタイムにリンクされています。また、Direct3D 11 の HLSL コンパイラ機能はリリース可能な品質に達しています。ベータの DLL は DirectX SDK での提供が終了しています。 Effects 11Direct3D 11 で新しいエフェクト ランタイムの提供が開始されました。Effects 11 は、D3DCompiler ライブラリと FXC の 2 パート構成で提供されます。このいずれも新しい "fx_5_0" ターゲットをサポートします。この新しいターゲットの機能には、ハル シェーダー、ドメイン シェーダー、インターフェイス、DirectCompute などのすべての Direct3D 機能のサポート、および "fxgroup" キーワードを使用して単一のエフェクト ファイル内でテクニックをグループ化する機能などがあります。詳細については、「エフェクト (Direct3D 11)」を参照してください。Effects 11 ランタイムは、ランタイムをアプリケーションで使用するライブラリにビルドする Visual Studio 2005 および 2008 のプロジェクトなどで、Utilities ディレクトリのソースとして提供されます。マルチスレッド操作でのエフェクトの複製、新しいシェーダー ステージ、順序指定なしのアクセス ビュー、インターフェイス、ユーザー定義のステート制御の拡張などの機能があります。詳細については、Effects 11 API の「エフェクト システム インターフェイス (Direct3D 11)」を参照してください。 Direct3D コンピュート シェーダーの拡張 (D3DCSX)August 2009 DirectX SDK には、D3DCSX ライブラリが付属しています。これには DirectCompute を GPU での高度な処理に使用するための新たなテクノロジーが組み込まれています。最初のバージョンには、スキャンおよび Direct3D 11 対応 GPU を使用する高速フーリエ変換の実装が含まれています。スキャンとは、大規模なデータ セットから平均、合計、最小値、最大値、およびその他の値を高速計算するデータパラレル アルゴリズムです。高速フーリエ変換は、一時的にサンプリングされたデータを周波数情報に変換します。詳細については、「コンピュート シェーダーの概要」を参照してください。 新しいサンプルと更新されたサンプルAugust 2009 リリースには、広範囲の領域にわたって新たなサンプルが多数組み込まれています。
Games for Windows 技術要件およびテスト要件のアップデートAugust 2009 リリースには、最新バージョンの Games for Windows ドキュメント (1.4.2009) が含まれています。以下は変更された内容の一部です。
XNA Test Case ツールの更新August 2009 リリースでは、XNA Test Case ツールが更新されています。XNA Test Case ツールは、タイトルが Games for Windows ブランドの取得に必要なすべての技術要件およびテスト要件に準拠していることを検証するプロセスを円滑化します。この更新では、次の新機能が追加されています。
DirectX SDK のセットアップ プログラムは、XNA Test Case ツールのインストール ファイルを次の場所にコピーします。 Utilities\bin\x86\Microsoft XNA Test Tools\MicrosoftXNATestTools.msi XNA Math の機能強化August 2009 リリースには、XNA Math の更新バージョン 2.01 が組み込まれています。XNA Math には、XM_STRICT_VECTOR4 というコンパイラ ディレクティブが新たに追加されています。このオプトインのディレクティブは、.x、.y、および .z などの XboxMath 形式のメンバー アクセサーの使用を禁じます。これによって、移植性の高い XNA Math コードの作成が可能になります。 さらに、XNA Math には、以下の Windows グラフィック フォーマットの変換サポートも追加されています。
DirectX SDK ユーティリティの更新このリリースには、更新版の DirectX Capabilities Viewer ユーティリティと、Direct3D 11、DXGI 1.1、10level9 機能レベル、および WARP10 ソフトウェア レンダリング デバイスの詳細が記載されたグラフィック カード機能スプレッドシートが組み込まれています。 Direct3D 10 のテクスチャー変換ツール texconv10 は、Direct3D 10 および Direct3D 11 のすべての DXGI 1.x 形式をサポートする texconvex に置き換えられました。 DXERR9 ライブラリは削除されました。DXERR ライブラリが現行のすべてのエラー コードをサポートします。 DirectX コントロール パネルが更新され、Direct3D 11 デバッグ レイヤーがサポートされます。Direct3D 10 と Direct3D 11 のデバッグ レイヤーは、いずれも同じ設定で制御されます。 ドキュメントの構成August 2009 リリースには、新しい "Windows Graphics" ドキュメント コレクションが付属しています。これには、従来はメインの DirectX SDK ドキュメント コレクションに配置されていた Direct3D 9、Direct3D 10.x、Direct3D 11、D3DX、DXGI、および HLSL のコンテンツが収録されています。 |